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再びの 世界一周(5) [番外編]

通常の海外出張では、時差から眠りが不足気味・不定期になり、その分ブログを更新する時間も取れるのですが、今回の3日目から4日目は怒涛の2日間となり、まったくPCを触ることが出来ませんでした。少しさかのぼっての記述になります。

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3泊目の朝を迎えました。今日は飛行機を3便乗り継いでデトロイトまで行く予定です。

ホテルを6時にチェックアウトしました。朝食は7時からなので食べられず、空港ラウンジでの朝食になります。3人でブリュッセル空港までタクシーで向かい、おそそ35分で到着してチェックイン。セキュリティチェックから出国審査と順調に進み、ブリティッシュエアのラウンジに入りました。メニューはあまりありませんでしたが、普通のヨーロッパスタイルでハムにチーズ、フルーツとクロワッサン、ジュースにヨーグルトです。定刻のブリティッシュエアウェイズのフライトは1時間20分。実質飛行しているのは1時間もありませんから、離陸するとすぐに朝食が出てきて、あっという間に空いた皿を回収してランディングという慌ただしさです。こちらもハムとチーズで、ビールはなぜかハイネケンかシンガポールのタイガーの2種類だけでした。

ヒースロー空港ではバスでターミナルを移動してアメリカンのシカゴ行に接続するのですが、ここで問題が発生です。出発が1時間遅れの13時15分になっています。もともとシカゴでの乗り継ぎは2時間しかありませんでしたから、1時間遅れると残り1時間。米国の入国審査の面倒さを考えるとほぼ絶望的な遅れです。

まあ、そうは言っても仕方がないので、アメリカンのラウンジで昼食です。こちらは広くてゆったりとしたソファが数多く並んでいてくつろげました。ブリュッセルの空港で遅めの朝食以降食べてばかりですが、ランチはソーセージやマッシュルーム、トマトにスクランブルエッグなど、美味しそうにディスプレイされているので、つつい手にしてしまいます。ただ写真の右上のカクテルグラスは、食べてみたところ甘ーいお菓子で、全部残してしまいました。

定刻から1時間遅れのシカゴ行は、機体は787でしたが、ビジネスクラスの席は窓際も中央も全て対向で、機体を上から見るとWの文字のように仕切られています。奇数番号は進行方向向きですが、偶数は後ろ向き。私の座った席は2番で後ろ向きでした。離陸してしまえば関係ありませんが、あまり気持ちが良いものではありませんでした。また、前後に近い2席のベースが繋がっているのか、1番の席の人が動くたびに「ギシギシ」と振動が伝わってくるので、ちょっと不快でした。

食事は前菜がビーツで真っ赤に漬け込んだサーモン、大麦とグリーンリーフのサラダ、メインは韓国風焼き肉ご飯でした。うーん、どれもまあまあの美味しさでしたし、冷たいものは冷たく、熱いものは熱くサーブしてくれたので合格ですが、全体のバランスからいくと、やはりJALやANAにはかないませんでした。焼肉も妙に甘い味つけだし、ご飯もちょっとベチャっとしてました。結構いけたのがデザートのBEN&JERRY'Sのアイスクリーム。濃いミルクの味で美味しかったです。

映画は日本語字幕のものがなかったので、Internationalのカテゴリーから綾瀬はるか主演の「今夜、ロマンス劇場で」を見ました。どうにもB級映画かと見てましたが、だんだん盛り上がって、最後はなかなかの仕上がりの映画でした。さすが綾瀬はるかちゃん。その後、暫く寝落ちして、再開して見たのが「The Commuter」。時間切れで最後まで見切れませんでしたが、リストラされた冴えないおやじが通勤電車の中でのミステリアスな出会いからサスペンス、アクションと盛り沢山で引き込まれました。字幕がないので分からないところが多く帰国後に見直そうと思っていたところ、帰りのJAL便でも見れることが分かりました。これは楽しみ。

シカゴ到着後、飛行機を降りたゲートの壁に、何やらペタペタと貼り付けてあります。良く見ると乗り継ぎが出来なかった人のための新しい搭乗券が貼ってあるのでした。もちろん私と同僚のものもあり、それをピックアップしてから入国審査へ。以前の米国入国は機内で紙のフォームに手書きで書きこんでカウンターに提出しましたが、今は電子登録をするので紙はありません。数十個は並んでいる画面付きの端末に行き、画面の指示でパスポートをスキャンしたり必要事項を選択して、顔写真を撮るとボーディングパスのようなシートが印刷され、それを持って有人のカウンターで入国スタンプを押してもらうシステムです。各国語、もちろん日本語で表示されるので難しくありません。ただすごい混雑で、画面付き端末の列が30分、その後の有人カウンターの列が30分と、たっぷり1時間はかかりました。

ロンドンの出発が1時間遅れ、入国審査で1時間以上ですから、もちろん予約していたデトロイト行きはすでに空の上です。さっき剥がした新しい搭乗券を見ると、出発は22時。当初のフライトは17時ですから5時間も遅いフライトになっていました。時差もあるので、デトロイト到着は深夜0時29分。ホテルに入るのは午前1時を回りそうです。

同行のMO君とぐったりしながらラウンジに入りましたが、彼には更なる試練が待っているのでした。


ブリュッセル空港ラウンジ.jpg

ブリティッシュエア機内食.jpg

ヒースローラウンジ.jpg

アメリカン機内.jpg

シカゴ行きおつまみ.jpg

シカゴ行前菜.jpg

シカゴ行きメイン.jpg

シカゴ行デザート.jpg

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