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痛くない注射 [ぶつぶつ]

このところ多忙でアップが遅れました。いくつか書き溜めていた、ちょっと古い話も出てきますが、ご容赦ください。これは半月ほど前のネタです。 

 

インフルエンザの季節です。

会社の健康保険組合では、毎年1回、インフルエンザの予防接種を無料で行ってくれます。

予防接種といえば、注射です。いくつになっても注射は嫌なもので、たとえば採血でも注射針を刺すところを見る勇気はありません。特にインフルエンザは刺す痛みだけでなく、薬液を注入する際にも痛みがあるので、それなりに身構えて接種を受けるのですが、なんと今回は、まったく痛みを感じませんでした。

アルコールで消毒し、

「じゃあ、ちょっとチクッとしますよ」

と看護師さんに言われたものの、何も感じません。あれっ? と思っていると、

「じゃあ、今度はお薬を入れます。ちょっと痛いですけど、我慢してくださいね。痺れるようなら言ってください」

と、どうやら薬液を注入しているようなのですが、こちらも何も感じません。

確かにいつもより長い時間がかかった気がしますが、針の抜く感じもなく、絆創膏パッドを貼る感触で、初めて終わったことが分かりました。

いやぁー、技術の進歩ってやつですね。

確か下町の小さな町工場の岡野工業が極細針を開発して痛みを和らげたと何年か前に聞いたような気がしますが、やっと巷にも広まってきたようです。

今年の秋のTVドラマ視聴率では、阿部寛主演の「下町ロケット」が、このところ常勝の「相棒」を抑えての堂々の一位です。キャスティングやストーリー展開が「半沢直樹」に酷似しているという批判もありますが、やはり岡野工業のような「技術で世界と渡り合える町工場が実在する」ことが、まるで実話のようなリアリティと共感を呼んでいるということでしょう。

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