SSブログ

豊橋のきしめん [ぶつぶつ]

少し前になりますが、仕事で愛知県の豊橋に行きました。

新幹線で東京駅から豊橋駅まで行き、そこからタクシーで海沿いの明海町にある会社を訪問したのですが、タクシーを待たせておいて、すぐに豊橋駅までとんぼ帰りして、在来線の東海道線に飛び乗るタイトなスケジュールでした。

昼は駅のコンビニでサンドウィッチかおにぎりでも買うつもりでしたが、道路も空いていて、タクシーの運転手さんが気を遣って飛ばしてくれたので、5分ほど駅で時間がとれました。それならと駅構内の立ち食いそばに変更し、改札口の中にある「壺屋」さんで「素きしめん」300円を食べることにしました。

新幹線の名古屋駅のきしめんはブログでもご紹介しましたが、近くの名古屋文化圏、同じようなものが出てくると思いきや、出てきたそれは、真っ黒な汁に刻みネギが一杯、油揚げも細かく刻んで刻み柚子と一緒に出てきて、度肝を抜かれました。店のおばさんが汁をかけたすぐそばから、白いきしめんが汁を吸って濃い色に変わっていくような感じです。

食べてみると見た目ほど濃い味ではありませんし、関東人の私としては抵抗はありませんが、おそらく関西の人はびっくりでしょうね。

そう言えば、家内が蒲郡のハイウェイオアシスで食べたという、真っ黒な汁の「ブラックラーメン」を思い出しました。蒲郡はこのすぐ近くです。( 帰省(その2) 2013-05-27 )

関西と関東の狭間で、名古屋とも一線を画そうという、三河地方独特の食文化なのかもしれません。

いえ、それなりに柚子の香りもあって、美味しかったですよ。

でも、立ち食いカウンターの高さが低いのには閉口しました。器を手に持って食べれば良いのでしょうけど、なぜか皆さん、背中を曲げて猫背になり、苦しそうな態勢で食べていました。

これも三河の文化で、何か意味があるのでしょうかね。

 

豊橋きしめん.jpg