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代車はプリウスなのだ [ジュリエッタ]

土日の保険会社の仕事というのは、緊急対応のみらしい。

帰路の途中でかかってきた電話も、怪我とか車が動かないとかいった対応はしてくれるのだが、自走できて怪我もなしとなると、あとは月曜日まで待つしかないらしい。気になる修理についても色々と質問するのだが、

「申し訳ありませんが、明日担当の者から連絡をいたしますので、その者とお話し下さい」

と繰り返すだけなのだ。

一方、ディーラーに連絡を取ると、何につけても費用は相手の保険会社持ちなので、ディーラー側では勝手に動けないという。 

結局、AO損保さんから連絡があったのは月曜日の昼過ぎだった。

「この度は弊社のお客様が事故を起し、大変申し訳ありません」と、平身低頭だ。通常は保険会社指定の修理工場で直させてもらうのだが、外車でほぼ新車なので、修理場所についてはこちらの希望で構わないという。ただ、ディーラーや修理工場で引き取りサービスがなければ、自分で持ち込んで欲しいという。

ぶつけられた修理に自分から車を持ち込むというのもどうかと、家内は不満げだが、無理を言って指定工場で修理されるよりは良い。持ち込み費用も、高速代など領収書があるものは補償してくれるというので、了解した。横浜新道と首都高速で片道800円。持ち込みと引き取りで2往復するから3,200円かかるのだ。

「で、代車はこちらから用意いたしますが、どうされますか? トヨタレンタリースさんになりますが」

実はディーラーや修理工場にアルファロメオやフィアットの代車があればそれをと思ったのだが、定期点検用に予約済みで借りられないという。あまり大きな車は面倒だし、結局プリウスにしてもらった。プリウスなら燃費も良いから、週末に遠出すれば持ち込みのガソリン代くらいは元が取れるだろう。

夕方までに大さん橋のディーラーに届けてもらい、ジュリエッタと入れ替えることになった。

19時過ぎにディーラーに着き、損傷を見てもらうと、

「これは、かなり時間かかりますよ。これだけ凹んでいると叩きだしで形を戻すのは大変なので、たぶんドア交換になります。その後、塗装してガラスコーティングにも出張で対応してもらうので、1週間では無理でしょう」

とのことだった。そうなると13日からの連休で十ノ原へ行く予定にも懸かってしまう。

こうなったら、低燃費のプリウスさんに頑張ってもらい、走りまわるしかないか。

実は、ご近所にはプリウス派が多く、「プリウス通り」とでも呼べるほどお見かけするメジャー車種なのだ。

入院したジュリエッタ嬢には申し訳ないが、ハイブリッド車というのも、一度運転してみたかったし、ちょっと興味があるのだ。

いえ、浮気ではありません。

 

プリウス.jpg