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都会の昼食(76) 三六 もつ煮込み定食 [都会の昼食]

今日のお店は、「三六」と書いて、「みろく」と読みます。

八重洲地下街の東の端、以前紹介した、美味しいトマトチーズ坦々麺を食べた「チョモランマ」さんの隣にあります。

入口には元気なお兄さん。

「はい、いらっしゃいませ!」 「毎度ありがとうございます!」 「こちらは何人さん? あとちょっとで空きますから、待って下さいね!」 「お待たせして申し訳ありませんでした! 奥の席へどうぞ!」

通行人に、待ちの列に並ぶ人、会計済ませて帰る人、誰でも目の前を通る人に大きな声をかけます。中のお姉さんも大声でしたから、お店の教育でしょうね。やっぱり気持ちが良いものです。

モツの専門店なので、お客さんはオヤジ系と思いきや、半分くらい女性ですね。それもグループだけでなくタンピンの女性客もいらっしゃいます。

「モツ料理」に「女性」というと、まさに「肉食系女子」を連想しますが、実は「モツ」はビタミンBや鉄分が豊富で、煮たり焼いたりして余分な脂肪を落とせば、かなり上質な低カロリー高タンパク食材になります。だから女性にも人気なんでしょうね。

昔の新宿や池袋の飲み屋街で、臭い男衆が「安さ一番」と、ガっついていたのとは時代が違います。

一人だったので、列の前の人を追い越して、すぐにカウンター席に通してもらうことができました。

ランチメニューは4つだけ、「どて煮」「豚カルビの西京焼き」「モツ野菜炒め」「モツつけ麺」です。一番人気は「西京焼き」だそうですが、結構なボリュームのようだったので、「どて煮」を選びました。

待つこと5分。出てきた「どて煮」は、赤味噌ベースの汁にモツや具が一杯。白髪ネギもたっぷ載っていてます。ちょっと甘めで味が濃いけど、ご飯と一緒に食べるとちょうどでした。大好きな蒟蒻もたくさん入っていて大満足でした。

ランチはどれも850円。伝票もなく、スムースな会計で回転が速いのもグッドでした。

「ありがとうございました。お仕事がんばってください!」

ずっーと元気なお兄さんの声に背中を押されて、店を出ました。

 

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