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格安SIM選び [ぶつぶつ]

auから格安SIM(MVNO: Movile Vertual Network Operator、仮想移動体通信事業者)に乗り換える際、まず考えたことは、今使っているiPhone5Sがそのまま使えないかということです。機能面でも今のiPhoneには不満がありませんし、そのまま使えれば端末代も節約できて、一番です。

そこで問題となるのがそれぞれの格安SIM会社が、大手3社のdocomo、au、Softbankのどこから回線を借りているかということです。 基本的には同じ系列のMVNOを選べば、SIMロックがあっても、今までのスマホがそのまま使えます。スマホのSIMロック(他社のネットワークに繋がらなくする仕組み)はdocomoなら3,000円で解除してもらえますし、解除しなくても使える格安SIM会社もあるようですが、auはそうはいきません。auから回線を借りてるMVNOは「UQ mobile」と「mineo」の2社なので、まずこの2社を検討しました。するとiPhone5Sが使えると正式にアナウンスしているのは「mineo」社のみで、mineoでもiPhoneのOSによっては使えない場合があることが分かりました。うーん、結局自己責任でチャレンジしなければなりません。 

さらに困ったことに、auのiPhoneではMVNOに切り替えると「テザリング」ができないことが分かりました。テザリングとはスマホを通してパソコンやタブレットなどをネットワークに接続させることで、たとえばWi-Fi環境がない十の原でパソコンを使うには必要な機能です。これはどうしても欲しい機能だったので、この時点で持っていたiPhoneを使って端末代を節約するプランは消えました。

端末は買うことにして、MVNOをいろいろと比較すると、やはり数ではdocomo系が多く、全国ネットワークの点でもdocomo系から選択することにしました。いろいろなMVNOがありますが、ほとんど毎月の支払額に差はありません。どれを選ぶか、巷で話に上がっているのは、どのMVNOが安定してスピードが出ているかという点です。特に多くの人が一斉にスマホをつかう昼休みの時間帯での速度が高いかどうかでMVNOを選ぶことが推奨されています。

下の表は今年の1月25日の各社のダウンロード速度を調べたサイトから転記したものですが、 確かに、ずいぶんと数字に違いがあるようです。速い速度が出ている会社は太い回線を確保していて余裕があるからで、当然docomoさんが一番出ています(格安SIM MVNOの通信速度比較から;http://androidlover.net/mvno-speed-test)。安くサービスを提供しようとすれば確保する回線をぎりぎりにするので、そこに皆が一斉にアクセスすればつながりにくくなるということです。

ただ、この数字は日々変わるそうですし、ランクの落ちたMVNOが顧客を獲得するために借り受ける回線を増やすので、順位は入れ替わります。また速いと選んだ会社が、その後たくさん顧客を集めて、結果として将来下位に沈むこともありそうです。

また、動画やゲームで使う人にとっては通信速度が最も重要なのでしょうが、ふつうにメールやweb閲覧程度の人にとっては1Mbpsも出ていれば体感としては速度の差はほとんど分からないそうです。今回使ってみた感じでも、速度制限がかかる0.2Mbpsの時でも、動画以外はほとんどストレスは感じることはありませんでした。

ということで、それなりのメジャーなMVNOで、使い方がメールやWeb検索程度なら、あまり速度は気にしなくて良いと思います。 

結局、どこのMVNOにしたのかは、次回です。下の表の中にあります。 

 

MVNO12時台速度.jpg