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格安SIMの仕組み [ぶつぶつ]

そんな偉そうに書けるほどの知識はありませんが、全く素人の方に分かる程度で説明すると、

日本で一般人向けに携帯電話サービスを提供しているキャリアは、docomo、au、Softbankの3社です。それぞれが日本中に無線アンテナを立ててネットワークを作り、サービスを提供しています。この3社はTVコマーシャルやってますからご存じですね。

一方、これらの3社の料金はかなり高額です。たとえば私が入っていたauのLTEプランだと、通話分の基本プランが934円、インターネット接続のデータ通信料のLTEフラットが5,700円、インターネット接続サービス料が300円で、毎月およそ7,000円です。実は自宅にau光を引いているので、2年間は1,410円割り引かれていたので毎月5,524円になりますが、2年経つと7,000円に戻ります。家内はiPhone5Sに買い替える際に2年間の分割払いにしましたから、毎月9,000円程度。2年間で本体の分割払いが終わると同時に1,400円の割引が終了して、結局7,000円/月を払い続けることになります。

これに対して、世の中の格安SIMと呼ばれるものは毎月1,000円から2,000円でインターネットサービスが提供されます。これらの格安SIM会社は、大手3社から余分の回線を借り受けて、安価にサービスを提供しているのです。もちろん前述のauのLTEフラットの5,700円に対して随分と安いので、使える通信量に制限があったり、ある量を超えるとスピードが遅くなったりしますが、使い方によっては問題ありません。you Tubeを毎日見て、毎月10GBというような大量のデータを使う人は別ですが、ごく普通の使い方ならまず安くなります。ただし通話については1分間で40円と高額なので、良く通話する人は注意が必要ですが、こちらも色々と手があって、たとえばLine電話を使えば通話料金ゼロで話をすることが出来ます。

あまり携帯電話で通話しない人、あるいはLine電話でも良い人、毎月のネット通信料が5GB以下の人、自宅で光やADSLなどのインターネットサービスを契約している人なら、ほとんどのケースで通信費を安くすることが出来ます。

もうひとつ大切なのが携帯電話本体です。

実は、大手3社の携帯電話にはSIMロックというものがかかっていて、そのまま格安SIMを差し込んでも使うことができません。他社には転用できないようになっているのです。

特にauさんのiPhoneは問題が多く、今回の格安SIM検討では、一番頭の痛いところでした。

 

格安SIM.jpg

(日経トレンディネット; 2014年03月18日)