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ベルギー出張 第2回 (その3) [番外編]

さて、仕事の開始です。

火曜日は木曜日からの本会議の準備でした。9時から17時まで各国チームで打ち合わせをし、資料作成です。毎月ビデオ会議で話をしているメンバーですが、こうして会ってFace to Faceで話をすることはとても大切です。どうしても各国間の利害がありますから、All for Oneの意識がないと調整に無駄な労力を使い、効率が上がりません。海外へ来ても本会議だけでトンボ帰りすることが多いですが、年に一度は、こうしてメンバーの顔を直接見て、議論し合うことにしています。

その後チームのメンバーで夕食を一緒にとりました。全体会議のオフィシャルディナーは木曜日ですが、それに参加しないメンバーもいますし、いわばセミ・オフィシャルディナーです。ホスト役のメンバーが我々に気を遣ってくれて、滞在しているホテル「Hotel Charleroi Airport」のレストランで開催してくれました。確かに帰りの足の心配も要らないし、終わったらすぐに横になれるので助かりました。

乾杯は白ビール、ヒューガルデンにしましたが、隣に座った女性が「こちらではレモンの入れるのが一般的よ」と言い、さっそく頼んでくれました。確かにさわやかな味に変わりました。

オーダーは個人ごとに、スターターとメインの2品を選ぶことになりました。メニューを眺め、スターターは「Scallops with blinis and rotatouille」にしました 。ソテーした帆立が小さなパンケーキと野菜煮込みの上に乗せられていて、なかなか上品な味でした。

メインは「Rib steak Simmenthal」。300gぐらいのリブアイで、マッシュルームソースとフライドポテトが添えられています。ミディアムレアでオーダーしましたが、中はほぼレアで、見事な焼き加減でした。 リブアイなら生でもやわらかく噛み切れますし、マッシュルームソースとの相性もばっちりでした。

ホストが選んだワインはブルゴーニュのPinot Noir「Cuvee Saint- Vincent 2012」。タンニン少なめで、すっきりした味で肉にも良く合い、飲みやすい赤でした。

最後のデザートでは、ホテルに泊まっているメンバーはお酒をというリクエストで「フレンチ・コーヒー」をオーダーしましたが、出てきたグラスを見てびっくり。なんと下半分がコニャックで黄金色に光っています。長いスプーンでトッピングのホイップとコーヒーに混ぜると、甘さとアルコールでむせかえるようなコーヒーになりました。他のメンバーはラムが入った「カリビアン・コーヒー」やウィスキーの入った「アイリッシュ・コーヒー」を頼んでいましたが、皆飲みきれず、半分ほど残したところで、お開きになりました。

まだ資料の準備が残っていましたが、さすがに強いお酒でダウンし、翌日に持ち越しとなりました。 

 

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