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都会の昼食(159) 948 肉うどん [都会の昼食]

変わった名前ですが、「くしや」と読みます。

八重洲地下街の最東端にある立ち食いそば・うどんのお店です。名前からして、夜は串焼きなどで立ち飲みもできるお店のようですが、昼は麺類、特にうどんがメインです。ぶっかけうどんからふつうのかけうどん、トッピングも天ぷらから半熟玉子、大きつねにわかめと色々揃っています。

選んだのは「肉うどん」430円。どうも、このところ肉づいていますね。

メニューにもある「牛丼」の具をそのまま素うどんの上に載せたものですが、これがなかなか良いお味で、グッドでした。しかも、うどんは腰のあるもちもち麺で、かけ汁は出汁の利いた薄口系、柔らかくなるまで煮込んだ肉の旨味が引き立ちます。

大抵10人は列を作っていますが、立ち食いですから回転は速く、5分もすれば入れます。

お勧めです。

 

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Dancyu 「湯煎式」ステーキ [ぶつぶつ]

と言うわけで、早速自宅でビーフステーキを試してみました。 

載っていたのはPresident社から出ているダンチュウという雑誌です。8月号がお肉の特集で、その中に料理研究家の水島弘史さんが考案した「家で上手にステーキを焼く方法」というのがありました。

ポイントはお肉を ビニール袋に入れて、水をはった鍋に入れ、トロ火で55℃まで加熱することです。肉の中まで適正な温度で加熱してから、最後にフライパンで両面をパリッと焼いてお終いという訳です。温度計でお湯の温度をチェックできるし、肉を室温に戻しておく必要もなく、厚さに関わらずミディアムレアに仕上げられるところがすごいです。

お肉は長後の「お肉のアンドウ」さんに行き、ステーキ用の肩肉を切ってもらいました。300gくらいを3枚。100gで620円ですが、赤身といっても細かいさしが入っていて、柔らかそうなお肉です。

料理の途中の写真を撮り忘れましたが、鍋で加熱した肉からは余分な水分と一緒に肉汁やアクが染み出していました。それをクッキングペーパーでふき取り、肉の重さの0.8%分の塩を両面に振りかけ、熱したフライパンで焼きます。両面に焦げ目が付いたら終了です。バットに取り出し、コショウを振って、蓋をして10分ほど落ち付かせれば完成です。

出来上がったステーキは見事な大判300g。長男と次男は1枚ずつ、私と家内は1枚を半分ずつにしましたが、塩だけでも十分な旨みで、しかもしっとりとしたミディアムレアに仕上がっていて、家族全員に大好評でした。

オードブルにはアンドウ自家製の「ゲミューゼアスピック」。 野菜のピクルスをゼラチンで固めたものです。あとはトマトとサーモンのマリネに、レタスとアボガドのサラダ。シャンパンで乾杯してから、赤と白の2本のワインも空けて、豪華なパーティーになりました。

 

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ワイン試飲販売会 [ぶつぶつ]

ピーロートのワイン試飲販売会に行ってきました。

いつもの横浜大さん橋の試飲会と異なり、メインはアウトレット品(ラベルに傷があったり、本数が少なくなったもの)と在庫処分品(そろそろ売り切りたいもの)の販売です。週末の3日間開催の初日、金曜日の午後に日本IBMのセミナーがあり、その帰りに途中下車して寄ってきました。

もともとワインセラーは一杯で、買っても保管できませんから、ひやかし半分のつもりでしたが、なかなか良さげなワインがあって、つい購入してしまいました。もちろん、ピーロートさんの試飲販売会ですから、1本、2本という訳にはいきません。メインの在庫処分品は合計12本で29,400円。1本2,500円くらにになります。どの銘柄を何本入れてもOKですが12本選ばないといけません。アウトレット品は1本からでも買えますが、こちらはそれなりのお値段で、1本4,000円以上のものが並んでいました。しかもアウトレット品は試飲できません。

12本は大変ですが、まあ、これから秋で涼しくなりますし、晩酌をビールからワインに替えればそれなりに消費できるだろうと腹をくくりました。

担当のOY君がまず勧めてくれたのが、スペインの赤「Quixote No.1 2008年」です。「これは絶対お勧め」ということで飲んでみると、確かにすでに6年経っているからか熟成も進み、まろやかで厚みのある香りと味です。ブドウが飲みやすいMerlotとTempranilloなのも気に入りました。6本入りの木箱の残りは3箱。OY君の見立てでは金曜日中に売れてしまい、土日に来た人は買えないとのことでした。Vivinoでチェックすると平均価格は5,000円弱。半値なら良いと、まずはこれを6本キープ。

続いて、こちらも絶対お勧めというのがドイツのローレンツの貴腐ワインで、「Huxelrebe Trockenbeerenauslese 2009年」。世界三大貴腐ワインの一つだそうです。ハーフボトルで市場価格は3,000円くらいですから、こちらもお買い得です。普段はデザートワインは飲みませんが、パーティー用に2本キープ。

あとはイタリアの赤を2本、ドイツの白を1本、スペインの白を1本で合計12本を選びました。

3日後には自宅に届き、「Quixote No.1」は、さっそくご近所のHIさんに2本引き取っていただきました。残りは4本。Vivinoには「Beef、Lamb、Pork、Spicy food」がお勧めとあります。そういえば、最近見た雑誌に自宅で美味しいステーキを焼く方法が載っていましたから、試して見たいところです。

これからの夜長の楽しみが増えました。

 

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ミニ三脚 JOBY GPod Mini Magnetic [ぶつぶつ]

これもサイバーショットQX100用に購入したグッズです。

QX100はスマートフォンと組み合わせて使うことが前提です。本体にはスマホを挟みこんで固定するアタッチメントも付いてますが、独創的なのはWi-Fi接続で、離れた所に置いて遠隔操作で写真が撮れるところです。

そうなるとサイバーショットを固定する台、三脚が必要になります。出張で外出したついでに秋葉原のヨドバシをうろうろし、このJoby GPod Mini Magneticを見つけました。1,620円でした。

これ、なかなかの優れモノです。

まず第一に小さい。大きなカメラを固定することはできませんが、レンズだけのQX100なら160gと軽量で、このくらいの大きさの三脚でも支えることができます。元々は小さなデジカメ用に作られたようです。

第二にフレキシブルな躯体。プラスチック関節で出来ているので、くにゃくにゃと曲げて自由な形にすることが出来ます。凹凸があったり斜めの場所でも大丈夫。さらには3本の足をひとまとめにすれば手で握るグリップにちょうどのサイズ。レンズをしっかりとホールドすることが出来ます。小さいとは言え、円筒形のレンズは持ちにくく、特に接写時には重宝します。

そして第三に足の先端のマグネット。これなら鉄の部位に吸着させて側面でもレンズをホールド出来ます。サイバーショットを取り付けて、ジュリエッタに貼りつけてみました。かなり強い磁石でしっかりと固定できています。

一番下の写真は富士山の頂上で記念撮影した時のサイバーショットです。かなりの風の中、石組の上に置くだけでは不安ですが、後面のトタン板に磁石でくっつけているので、ぐらぐらすることなくちゃんと撮れました。

これでQX100の活動範囲も広がります。

 

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都会の昼食(158) てんぷら 阿部 ランチかき揚丼 [都会の昼食]

午前中に出張があり、昼頃に東京駅近辺に戻ってくる日はチャンスです。

午後に会議などが入っていなければ、13時に少し遅れても不審がられることもありません。ちょっと遠いところへ足を延ばしたり、昼休みで混雑するお店が空き始めた時間に訪れたりできます。東京駅近辺のお店もだいぶ訪れて、新しい店を見つけるのも大変になって来ましたから、ランチブログのネタのためにも貴重です。

今回は奥様連中で混雑する平日の銀座の天ぷら屋さんに入ってみました。

銀座で天ぷらというと「天一」さんが有名ですが、少し裏道に入ると、普通のお値段の天ぷら屋さんが幾つもあります。今回訪れたのは「てんぷら 阿部」さん。小さな間口のビルの地下1Fのお店で、エレベーターでしか行くことができません。下りた先がどうなっているか分からないので、ちょっと勇気が要りますが、ともかく入ってみました。

エレベーターの扉が開くとすぐにお店の入口ですが、一人が入口で待っていて、中は満席のようです。しばらくしてカウンターが空き、中に通されました。カウンターが12席くらい、あとは入口近くに4人のテーブル席があるだけのこじんまりとしたお店です。他のお客さんは、やはり奥様同士が7割、残りがサラリーマンといった感じです。女性は必ずしも中年以上ではなく、30歳代の奥様風の方が多かったように見えました。

オーダーしたのは「ランチかき揚丼」1,000円。さすがに銀座ですから大台に乗りますが、税込でこの値段ならお値打ちです。目の前で板さんが揚げながら順番に出してくれる「天ぷらランチ」でも1,500円。ランチメニューでは、他に「大海老天丼」1,000円、「上天丼」1,500円などがありました。

出てきたかき揚丼のネタは、ほぼ野菜です。小さくさいの目に切ったサツマイモ、ベビーコーンやさやえんどうが入っています。でも一番の特徴はかき揚の上の乗った卵黄の天ぷら。もちろん中は半熟で、箸で崩すとどろっと出てきて、かき揚と合わさってまろやかな味になります。丼汁は控えめ、揚げたてのかき揚のパリッとした感触を活かすためのようです。看板には「なだ万で30年培った味」とありますから、仕事は確かです。

美味しかったです。

それにしても、こうして昼に銀座をブラブラして美味しい天ぷらを食しながら駄弁るという奥様方の行動は妬ましくも見えますが、夕方に新橋三丁目あたりに集まりジョッキー片手に愚痴る旦那方の習性と同じようなものかもしれません。

どっちもどっちですな。

 

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福田の天ぷら [十ノ原]

十ノ原の帰りに寄ることが多い、真田町の十割蕎麦の「福田」さん。

ざる蕎麦と一緒に注文する天ぷらは季節毎にネタが変わり、その彩りはいつも華やかです。

今回は、エビ、エノキ、みょうが、いんげん、春菊に、鮮やかなミカン色のカボチャでした。

いつも二人で一つの注文ですが、エビ以外は必ず二人分でつけてくれるのも、うれしい気遣いです。

 

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立川談春 もとのその一 [十ノ原]

人生初めて、落語の寄席に行ってきました。

立川談春さんの独演落語会です。

18歳で立川談志に弟子入りし、30年。弟子入りを決意させた「芝浜」を演じた時の師匠の年齢が48歳で、自分がその歳になった時に区切りの意味で独演会をやりたいと思っていたそうです。

タイトルの「もとのその一」とは、千利休の言葉で、

「稽古とは 一より習ひ 十を知り 十よりかへる もとのその一」

から取っているそうです。不勉強でしたが、十を学んで元に戻って最初から学び直すことの大切さを説いたものだそうで、芸の道に生きる人だけでなく、普通の人にもなるほどと思わせる含蓄のある言葉です。

寄席に一度も行ったことが無かったので、どんな作法なのか知りませんでしたが、演目は前座、二つ目、真打と3つからなり、独演会ですから、これをすべて一人でこなします。6月から各地で公演を行っていて、場所によって内容は少しずつ異なるようですが、今回の演目は、前座が「子ほめ」、二つ目が「家見舞」、真打が「蒟蒻問答」でした。どれも古典のようで、あらすじはネットで調べられます。

それぞれの枕には、最近出演したテレビドラマの話や、亡くなった師匠の逸話などを漫談風に挟み、観衆の心を掴んでから落語に引き込むテクニックはさすがです。自身が言ってましたが、一人で前座、二つ目、真打を演じ分けることが難しく、特に前座は、前座らしく演じては馬鹿にされるし、真打が演じる前座と見えても鼻につく。そこらあたりの加減が難しいのだそうです。確かに生の落語を初めて見る私の目にも、最後の真打「蒟蒻問答」は演技、声、眼力までも、「落語とはこういうものか」と思わせる迫力がありましたが、前座の「子ほめ」は何となくペースを計っているような様子見の感がありました。生意気ですけど。

ともかくも、面白いものを見せて頂きました。

最後の口上で、今後長野との付き合いも増えるようなお話がありましたし、また機会があれば寄って観たいと思わせる「寄席」でした。

 

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十ノ原の花実 [十ノ原]

十ノ原で見つけた花や実です。

QX100でパチパチ撮ってきました。やはりフォーカス、ボケ、色の再現性が良いレンズです。スマホではこうは行きません。

秋の紅葉が楽しみです。

 

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