ラジカセ [ぶつぶつ]
今日はラジカセの話です。先日の短波ラジオの話で思い出しました。
「ラジカセ」と言っても、今の若い人は何のことか分からないかもしれません。我々世代には懐かしい、「ラジオカセットレコーダー」のことです。カセットテープに音楽を録音するということが世の中に広まってきた時代です。まだウォークマンという、今で言う「iPod」みたいな革命的なPDAが出来る前ですね。中学生から高校生の頃、とてもお世話になりました。
この機種を買ったのは高校1年の時でした。
実家の近くの下北沢にあったソニーショップに行って、そのデザインに一目ぼれした記憶があります。もちろん、ポンとお小遣いで買えるような値段ではなく、クリスマスか、誕生日だったか、何かの時に親に買ってもらいました。
ボタンといい、チューニングつまみの位置といい、本当に格好良かったです。
特に上面にある3つのスイッチは小さいながら、高級感ある仕上げで、パチパチ動かして惚れ惚れしていました。探しに探してネットで見つけてきた下の写真を見ると、当時の様子が目に浮かびます。
高校時代は夜中にイヤホンで深夜ラジオを聞いたり、ヤマハのポプコンを録音したりしていました。選局は、チューニングつまみを回していくとアナログメーターが振れて、ちょうど最大値になるところがベストポジション。つまみを回す、ノイズが聞こえる、メーターが振れる、音がクリアーになる、そんな一連の動きにアナログの面白さがありました。
確か大学生の頃はまだ手元にあったような気もしますが、結婚するころには、もうなかったです。どこへやってしまったか、壊れたのか、買い換えたのか、その後の記憶がありません。
写真を探しにネットを調べてみると、今でもこうした古い家電をオークションで探して手に入れている人が沢山いるようです。
皆さん、何十年も前の記憶を呼びさますために、苦労されているんですねぇ。