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怒涛の欧州⇒関西⇒米国出張(その4) [番外編]

3日目の月曜日になりました。

今日は忙しいです。8時前にホテルをチェックアウトしてMIDI駅まで歩き、8時52分のThalysでオランダのロッテルダムへ移動です。

国際線なので、ホームにあがる前には空港のようなセキュリティゲートがあり、X線チェックも行われます。MIDI駅はスリが多いことでも有名ですが、自動小銃を下げた兵隊さんがうろうろしてくれたり、セキュリティは厳しい方が安全で安心できます。ホームにあがり、指定された乗車口で待っていると、なんと到着した列車の号車が違います。列車はパリ発アムステルダム行きで、NEXのように途中で2編成が連結されてくるのですが、乗車する号車の編成が前後逆になっていました。慌ててホームの端から真ん中付近まで小走りで移動し、指定された号車に乗車しました。日本の新幹線では考えられないことですし、たとえ変更があったとしても表示板や構内放送でアナウンスされるはずですが、こちらでは一切ありません。そもそも発車ベルもありませんしね。おおらかというか、適当というか。

朝食はThyalysでサービスされる軽食で済ませました。およそ1時間10分、予定より15分遅れでロッテルダム駅に到着しました。途中、ベルギーからオランダに入ると草地と風車が増えて風景が一変します。

ロッテルダム駅では、MIDIにはない改札口がありました。インターネットで購入した際に送られてくるQRコードをかざしてゲートを開けるシステムです。Gmailで届いたメールの画面を表示してからゲートのセンサーにかざすと、ピッと音がするもののゲートは開きません。あれっと思ってスマホを見ると、クレジットカードの画面が表示されて決裁モードになっています。スクリーンショットで写真にしても結果は同じで、ゲートが開きません。ちょっと慌てましたが、QRコードを画面いっぱいに拡大してからスマホをゲートから30cm以上遠ざけてかざすと、無事に通過できました。Apple Payが作動しない距離に離しておいて画面を読み取らせたわけですが、特に近くには有人ゲートがありませんから、もしこれに気が付かなかったら途方にくれたところでした。

タクシーで業者さんのオフィスまで30分走り、11時前から14時まで仕事です。いろいろと今後の相談事もあり、サンドイッチランチを挟んでの会議になりました。こちらだと写真のようなサーモンチーズや卵、ハムを挟んだランチが出てくることが多いです。これひとつで十分というと驚かれました。

今回のオランダ出張は、来週のアメリカ出張に持参するサンプル作製のためのガラスを持ち帰るのがメインのミッションです。割れ物のガラスで、しかも機内に持ち込めない大きさだったため、貨物室に預けなければなりません。エアキャップでぐるぐる巻きにしておいてとお願いしたのですが、業者さんが気を利かせて木箱を作ってくれていました。ところがこれが、とても小柄な日本人がハンドキャリーできる大きさと重さではなかったため、大変な思いをすることになりました。

帰りは15時58分のロッテルダム発で、駅まで車で送ってくれたものの、駅構内や列車に乗るには、荷物を自分で持ち運ばなければなりません。片手にスーツケースを持ち、もう片方には大きな木箱。取っ手はついていますが、身長が低いために体を反らすか、腕を曲げないと地面を擦ってしまいます。25kgはあると思いましたが、後で空港で計ったところ36kg、とんでもない重さでした。自分でも良く運べたものだと思います。

17時過ぎにMIDI駅に到着し、またタクシー乗り場まで移動、大きなバンタイプのタクシーを待って荷物を積み込み、空港へ向かいました。空港が一番大変で、タクシーを降りてから構内のエレベーターまで、普通に歩けば3分の距離ですが、30分はかけて移動しました。10m歩いては止まって休み、反対の手に持ち換えてまた10mといった具合です。何とかエレベーターホールに到着しキャスター台車に載せられた時の達成感は半端ではありませんでした。

無事にチェックインできましたが、日本についてからは、電車で姫路まで移動で、これがまた大変なのでした。


タリス食事.jpg

オランダ車窓.jpg

業者さんランチ.jpg

ガラス木箱.jpg

木箱重さ2.jpg

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