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884研ツアー 第3弾 愛媛編(その5) [ぶつぶつ]

あれだけ飲んでいても、ちゃんと朝5時には目が覚めてしまいました。寄る年波には叶わないということでしょうか。目が覚めれば、まず温泉です。

ホテルには24時間入れる天然温泉があります。源泉かけ流しの浴槽は36度で温まるにはちょっと低い温度ですが、41度に加温した湯船もあり、両者を往ったり来たりして初日の疲れと酔いを醒ましました。

朝食は含まれないプランだったので、1Fに入っているローソンでサンドイッチとコーヒーを買い、部屋でいただきました。700円の追加でホテルのバイキングも食べられましたが、前日の暴飲暴食後ですから、このくらいの量でちょうどでした。集合は8時30分。チェックアウトを済ませ、荷物をクロークに預けて出発です。

今日の最初の目的地は松山城です。ホテルから500mほど歩き、ロープウェイ乗り場に到着しました。ちょうど8時50分発に乗ると9時の開門に間に合いそうです。松山城の天守観覧券と往復券のセットが1,020円。ロープウェイとリフトのどちらでも利用できます。今回は往きはロープウェイ、帰りはリフトにしました。

チケット売り場では若いお姉さんが坊ちゃんのマドンナの恰好をしてお出迎えです。もちろんAD君が記念撮影をお願いしてくれました。お仕事ですから目隠しはなしです。ロープウェイのガイドさんも同じ格好で松山弁で松山城の案内をしてくれるのを聞きつつ、頂上に到着しました。

松山城には観光ボランティアの方がいて、我々を見つけて案内を申し出てくれました。無料でぐるっとアテンドして、色々と細かい説明をしてくれたので理解が深まりました。たとえば築城した加藤嘉明は、お城が完成する直前に米沢へ国替となり、それはこの城が戦に強い色々な工夫をしたことが幕府に知られたからではないかとか、その後に藩主となった松平定行は、元々五層だった天守閣を幕府に遠慮して三層に減層したとや、1800年代の安政に再建された天守閣の石積みは、石切の技術の進歩により隙間のない見事な石垣になっていること、などなど。山の上に井戸があるのを不思議に思いましたが、実は元々あった40mもの深い谷を埋め立てて井戸とし、谷底に湧き出ていた清水をくみ上げたもの。水があったので城の倉庫の5000俵の米で1年間の籠城が可能だったそうです。

天守閣の中の見学では、城としては珍しい畳敷きの部屋があることに驚きました。また最上層からは松山市内が一望でき、遠く西方に見えるひょうたん島のような島は、鉄腕ダッシュでTOKIOがロケしているダッシュ島とのこと。由利島という無人島だそうです。初めて知りました。

そんなこんなで松山城見学を楽しんだ後、次に向かったのは「坂の上の雲ミュージアム」です。

「坂の上の雲」は司馬遼太郎の歴史小説で、NHKでも2009年からドラマ化されたことで有名です。明治時代に連合艦隊参謀として活躍した秋山真之(本木雅弘)、その兄の秋山好古(阿部寛)、俳人の正岡子規(香川照之)らを中心とした明治の日本の近代国家の歩みを描いたものです。あのサラブライトンの主題歌(久石譲作曲)のメロディを聞くと、この番組が思い出されます。館内にもずっと音楽が流れてました。実は2009年にセラミックス協会の秋季シンポジウムで愛媛大学を訪れたことがあり、その時に道後温泉でこの番組の宣伝をしていたことを思い出しました。

館内では年譜に沿って史実に所縁のある品や、秋山兄弟や正岡子規ゆかりのものが展示されていました。またドラマで真之を演じた本木さんの色紙なども興味深かったです。

さて、ミュージアムを見終わったところで、ちょうど11時45分。ランチの時間です。


ロープウェイ乗り場.jpg

天守閣.jpg

お城たたみ.jpg

ダッシュ島.jpg

松山城記念撮影.jpg

坂の上の雲ミュージアム.jpg

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