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メルセデスC220dのびっくり ⑧ エアサス [メルセデス]

少し時間が空きましたが、C220dのびっくりです。トランスミッションからの繋がりで、足回りということで、今回はエアサスです。

エアサスペンション、車体と車輪の間で振動を吸収する機構がバネではなく、空気シリンダーになっているもので、昔だとシトロエン(正確にはシトロエンについていたのはハイドロサスですけど)あたりが有名でした。バネのように機械的に繋がっていないので、細かい振動が伝わらずに乗り心地が良いので、高級車に使われています。メルセデスでもSクラスは全車エアサスですね。

Cクラスでエアサスにするには「スポーツプラスパッケージ」というオプションをつける必要があります。以前にも書きましたが、今回のC220dでは本革シートの「レザーエクスクルーシブパッケージ」を選ぶと「スポーツプラスパッケージ」も一緒に付いてきてしまう設定だったので、有無を言わさずエアサスになったのですが、結果として大変満足しています。

車高は運転モードとも連動していて、通常のConfortだと標準、EconomyやSportモードを選ぶと低めになります。Confortでも車速が80km/h以上では低くなるそうで、高速時の車の揚力を抑える安全面の配慮もされています。

さらにセンターコンソールの左側には車高を上げるためのボタンがあって、凹凸の激しいワインディングロードやチェーンの雪道などでは、車高を2.5cmほど上げることができます。今回の十ノ原でも、別荘地内では車高アップにセット。ちょっと格好は悪いですが、特にAutoSock装着時はタイヤの上のスペースが広がって手を入れやすくなりました。というかタイヤハウス内には雪がこびりついていて、2.5cmアップしなかったら手が入り辛くて作業できなかったかもしれません。車高アップはエンジンを切っても記憶されるので、十ノ原滞在中はずっと高い車高が保持されていました。車高アップは、走行モードを変更したり、車速が80km/h以上で3分間走行すると自動的に解除されて通常車高に戻ります。これも安全面の配慮ですかね。

ちょっと気になるのは、新型Eクラスでエアサス搭載車がE300以上に限定されたこと。CクラスよりアッパークラスのEクラスのメイン車種でエアサスのオプションがないというのは残念です。やっぱり長期信頼性の点で問題でもあるのかと疑ってしまいそう。それにエアサス搭載車が増えないとコストも下がらないし、そもそも信頼性アップの改善にも繋がらないですからね。


エアサス.jpg

車高アップ.jpg

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