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2020-2021 十ノ原(3) [十ノ原]

大晦日になりました。

朝起きてみると、寒波襲来で新雪が40cmほど積もっていました。メルセデスもすっぽり雪化粧です。屋根の雪も大きく軒先にせり出してきて、もう少しで落ちそうです。滞在が長くなると室内の温度が屋根に伝わって雪の下面を溶かし、屋根の上の片側の雪が一気に落ちることがあります。まるで地震のような音と振動でびっくりします。ツララの先端も鋭いですし、給湯器や灯油タンクのチェックの時には、十分に上を注意しておく必要があります。

極寒の中ではの軽油の粘度が下がってエンジンがかかり難くなるので、ディーラーからは寒冷地に行ってから現地で給油するように言われてきました。通常なら出発前に満タンにしてくるのですが、今回は事前の数週間は燃料計を見ながら、出発時に半分近くになるように給油を調整。横浜から上田まで300km弱ですから、こちらに到着したところで半分以下の残量になり、満タン給油で半分以上が寒冷地仕様軽油になります。今回も初日の別所温泉から上田市内に向かう途中のコスモで38.5Lを給油しました。燃料タンクは66Lですから、6割くらいが寒冷地仕様の軽油になったことになります。メンバーズカードで5円/L値引きされましたが、それでも120円/L。横浜だと100円/L前後ですから、結構高いですね。寒冷地仕様だからでしょうか?翌朝は氷点下10℃以下には下がったでしょうから、朝一番にエンジンがかかるかチェックしてみましたが、問題なしでした。

昨日のトラブルもあり、もう少し雪上走行を確認しておこうと、菅平高原街中のセブンイレブンでモンダビの赤を調達してくることにしました。メルセデスの雪を落とし、凍結した窓の氷を溶かそうと水をたっぷりかけたのですが、これが、再びの大失敗。この年末は、どうも判断ミスが多く、がっかり。またも「後悔先に立たず」です。

綺麗になったメルセデスを動かそうとしても、なんと全く動けません。掛けた水でタイヤの下の雪が解け、車重でめり込んだところでツルツルの氷状態になってしまい、そこでタイヤが滑ってしまいます。スコップで雪氷を掻き出したり、新聞紙や段ボールを挟んだりしましたが上手く行きません。結局昨日使ったAutoSockを使って何とか脱出できました。

AutoSockも付け方に工夫が要ることが分かってきました。タイヤに被せて半周ほど回転させて残りの部分を被せるのですが、最初に深くかぶせてしまうと、半周させてかぶせた部分がタイヤの下敷きで動かないので、残りの部分を伸ばせません。最初にタイヤ奥のギリギリにゴムを乗せておくと、手前の残りの部分に余裕があり、半転してから楽に被せることができます。

そして買い物から帰ってきてマニュアルを見直して気が付きました。ESP(エレクトロニック・スタビリティー・プログラム)は通常ONなのですが、雪道やスリップしやすい路面を走る時はOFFにしたほうが良いとありました。ESPは車の安定性を保つためにエンジンの出力やブレーキを自動で制御する機能のため、雪道で両輪がスリップすると、いくらアクセルを踏んでも力をカットしてしまい、車は進みません。もちろん、ESPをOFFにするとかえって車輪が空転してしまうケースもありますし、AutoSockの説明書にはESPはONのままと書いてあります。AutoSockなしでESPを解除して別荘地内を一周してみると、ある程度走ることができることが分かりましたが、やはり坂道発進ではスリップして前に進めないこともありました。オールシーズンタイヤではAutoSockをトランクに積んでおくことが必須ですし、予備のAutoSockもAmazonで注文しておきました。

大晦日の夕食はローストビーフで、午前中から十ノ原で手動低温調理です。やってみるとIHコンロのメリットも見えてきました。通常のコンロでは、お肉をお湯に浸けるためのジップロックが鍋からはみ出し、炎の熱で溶けることがあるので注意が必要ですが、IHコンロは鍋自体が発熱して60℃くらいになっているだけなので、ジップロックが溶ける心配がありません。またスイッチを保温にすると湯温が下がるスピードが遅く、調温の手間もかなり少なくて済みました。スパチラでお湯を動かすことは必要なので、鍋の前に1時間立ちっぱなしは変わりませんが。

紅白を見ながらローストビーフにアボカドサラダ、野菜スティックにお正月用の伊達巻やカラスミ大根にトリュフチーズで年明けを迎えました。


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大晦日夕食1.jpg

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