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欧州出張(4) [番外編]

ちょうど昼過ぎにこちらのスタッフのDQさんの車にピックアップしてもらい、30分ほどにある工場での打ち合わせに向かいました。色々と難しいお客様要求にどう応えるか、いくつか提案を整理して、会議は16時半に終了しました。今日はさらに車で1時間ほど西にあるナミュール(Namur)いう町に宿泊です。ここはDQさんの自宅に近く、明日は3時間かけてオランダへドライブするため、彼の自宅近くのホテルを選んだという訳です。

町に到着したところで、DQさんが観光案内に連れ回してくれました。

ナミュールは地政学的にはフランスとドイツの国境に近い古城の町で、オランダを含めた3国が支配権を争ったところです。マース川とサンブル川が交わる交易の要所として栄え、近代はドイツからフランスへ抜ける峠の要所として第1次、第2次大戦の激戦地だったそうです。川の写真はシタデル(城砦)の上から撮ったもので、右側から上に伸びているのがマース川で上が北向きで下流となるオランダ、右側は上流でフランスの内陸へ繋がります。左下に細く分かれているのが、西に向かいやはりフランスへ続くサンブル川です。天気も良くて、良い眺めでした。シタデルの中は公園のような雰囲気で、小路を通って下まで下りられます。路の途中には防空のための細いトンネルがあり、中は冷んやりしていました。

町に戻り、聖オーバン大聖堂などを見てから、ホテルに入りました。

今夜の宿は「Les Tanneurs」というホテルで、こじんまりと町並みに溶け込んだホテルです。脇に黒ガラスの建物があって、そこの1階の部屋でした。まるで日本のマンションのような作りで、入ってすぐに台所、ドアの奥が20畳くらいの部屋と隣にバストイレ。長期滞在型のホテルかもしれません。

夕食はDQさんを誘ってホテルのレストラン「Le Grill des Tanneurs」に行きました。

店内に大きなBBQ用のグリルがあって、お勧めのメイン料理はステーキだそうです。白ビールを飲みながらメニューを見て、前菜は「Scampis a larmoricaine」にしました。海老をワインとガーリックで炒めてからちょっと辛いトマトベースのソースで和えたもので、ソースが美味しくて、パンを使ってお皿を綺麗に拭くようにいただきました。メインは、やっぱりフィレ。たっぷり時間をかけて焼かれたお肉は、真ん中の高さが5cmはあるような厚さでしたが、見事にミディアムに焼けていて、美味でした。

ワインはMerlotを選んでくれましたが、DQさんは足の怪我でお酒を控えているので1/4ほど残してしまいました。最後にカプチーノを頼んで、会食終了。全部で€120ほどでした。

明日はオランダまで長旅です。


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