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鼻から胃カメラ [ぶつぶつ]

3月に受けた会社の定期健康診断で、胃の検査が引っかかってしまいました。

確か5年前にもあって、胃カメラを飲みました。本社の時には再検査を受ける病院も指定されていましたが、工場に移り、再検査は自宅の近くのお医者さんなど勝手に選ぶように変わっていました。大きな病院は高度医療に特化し、最初の相談は町のかかりつけ医にという国の指導もあるようです。確かに自宅近くにも内視鏡などの検査機をそろえたお医者さんが増えてきたように思います。

今回お世話になったは、最近できた「SNクリニック」さん。家から3分と近く、今後は高血圧や高脂血症のお薬などもこちらにお世話になろうと思います。

火曜日の夕方に会社からの紹介状を持って訪れると、「SNです」と、胸の名札をぐっとこちらに向けてご挨拶されました。なかなかユニークな先生のよう。

健康診断の結果を見ながら、既往症などをヒアリングされ、胃カメラの日時を決めました。翌週は月曜日から日曜日までずっと出張で不在なので、できれば今週中に診てほしいというと、ちょうど金曜日の15時前にピンポイントで空きがあり、そこで検査してもらうことになりました。こちらの胃カメラは口と鼻の両方があるとのことで、ぜひとお願いして鼻からカメラを入れてもらうことになりました。

当日の朝食は軽めにし、昼食は食べずに帰宅し、14時半に病院へ行き、受診しました。

着替えることもなく、鼻に麻酔のスプレーをして5分ほど待ち、さらに嘔吐を抑えるお薬を鼻から入れます。直径2mmほどの細い管を鼻に入れ、しばらくしてからもう少し太い管に入れ替えます。最後に実際のカメラと同じ太さの管が入れば準備OK。入れたのは右側ですが、少し太目の管が入らずに左をテストし、もっと入りにくかったために右に戻し、何度かやって、やっと入りました。鼻の奥の構造は個人差があるらしく、どうしても入らなくて口からに変更する場合もあるそうです。ちょっと痛みもありましたが、いったん入れば全然痛みはありません。

暫くして先生が来て、検査開始です。管を外してカメラを入れ、途中から飲み込む感じでカメラが食道に入りました。

口からの胃カメラと比べて、まったく吐き気はなく、らくちんです。胃から十二指腸に入るあたりでは、内臓がぐっと押される感じがありますが、我慢できないものではなく、やはり管が細いことで検査中もずいぶんと楽に感じました。どうも胃液の分泌が多く、吸い出しながらの写真撮影で後半は時間がかかりましたが、特に所見もなく、組織を取っての生体検査もありませんでした。10分ほどで終了しました。

カメラを抜くと、少し鼻血が出てティッシュで押さえる必要がありましたが、それ以外は不快感もありません。15分後に検査結果をヒアリングしましたが、特に問題となる所見なしで、夕食も通常通りで構わないとのことでした。少し胃の上部に荒れがあるので、軽い慢性胃炎かもしれないが、治療が必要なものでもなく、逆流性食道炎もなく、食道も綺麗とのことでした。写真は綺麗なピンク色でしたが、気持ち悪い人もいるかと思い、モノクロにしておきました。

ただ、日本の胃がんの90%は「ピロリ菌」に寄るものなので、ピロリ菌の検査はしておきましょうとなりました。最近は胃カメラをした場合のピロリ菌検査が健康保険対象となり、安価に検査できるようになったそうです。日本人は井戸水など生水を飲むことが多いので、子供のころから感染しているケースが多く、感染していれば除菌することで胃がんのリスクを減らしたほうが良いと言われました。

ピロリ菌の除菌には1-2週間の禁酒が必要と聞いていましたので、出張や飲み会など日程を調整したいと伝えましたが、1回目の除菌はそれほどシビアにやる必要はなく、1回で除菌できなかった場合にのみ、そうした管理での投薬が必要とのことでした。

長男もピロリ菌の除菌をしたので、たぶん私の中にもいると思います。GW明けには除菌スタートとなるかもしれません。

ともあれ、ひとまず心配な所見もなく、また鼻からの楽な胃カメラも経験できたので、良かったです。


要検査.jpg

胃カメラ1.jpg

胃カメラ2.jpg

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