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再びサンノゼへ(7) [番外編]

こういうお店に慣れているNPさんにオーダーはお任せです。

MO君がワインを勉強中と聞いて、まずは白を3種類グラスで取り、それぞれを回し飲みして違いを教えてくれました。Chardonnay、Sauvignon Blanc、Pinot Grigioでしたが、一番香り高かったのがChardonnay。今まではSauvignon Blancが飲みやすくて美味しいと思っていましたが、イメージが変わりました。ツンとしたところもなく、深みのあるオークの香りがたっぷりでした。

料理はすべてシェアで、前菜にはタコ、フォアグラ、芽キャベツを、メインは白身魚のソテーとラムチョップ、どれも見事な味でした。

赤はNPさん持参のボトルをご馳走してくれました。なんと市価は2万円を超えるCabernet Sauvignon、2013年のPulido-Walkerで252ケースしか作られなかったものだそうです。こんなワインを始め、数百本のコレクションがあると聞いて、またたまげました。5年目でちょうど飲み頃、角が取れて、でもEarthyにもならず、本当に美味しいワインでした。

話は家族のことやご本人のことなど、2時間半の間途切れなく続き、びっくりしっぱなしでした。

昨年股関節を骨折し、その手術の経過が悪くて3度めを検討していること、趣味のカメラは高級SUVが買えるくらいの値段で、それを担いで雪山からオーロラなどを撮りにいくこと、GPS携帯を持ち、まだ誰も人が入ったことのない場所にテントを張ってシャッターチャンスを待つのが珠玉の喜びなこと、奥様は年間200回以上ゴルフをこなし、ハンディはシングルなこと、我が家の子供たちと同じ年頃だったお子さんたちは、一人は職につかずにビットコインで大儲けし、もう一人は獣医さんになっていること、愛犬は体重が70kgあること、などなど。

今年は退職するつもりだったけれど、会社から給料は同じで出社日数が半分の条件を出されたので今年だけは仕事を続けるそうです。その後は値上がりしたサニーベールの家を売却してサンフランシスコへ移り、日本との行ったり来たりで過ごされるとのこと。永住の地はアメリカだそうです。

帰りは「まったく問題ない」とのご本人の弁に甘え、12年目のBMWでホテルまで送ってもらいました。思わずカーブでドアを掴んでしまうコーナリングも健在で、ほんの15分で到着。そういえば、アルファロメオを教えてくれたのもNPさんでした。

こんな人生もあるのだなぁと、つくづく感服した2時間半でした。

同伴した若手のMO君には、ちょっと刺激が強すぎたかもしれません。


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