粘着グミ [ぶつぶつ]
朝、改札口を抜けて乗車口の線に並んだところで、後ろから肩を叩かれました。
振り返るとSuicaを手渡され、どうやら改札口でタッチしてからスマホをポケットにしまう時に滑り落ちてしまったようです。ラジコを聞いていて全く気が付きませんでした。丁重にお礼を言いつつ、これはまずいと対策を練ることにしました。
今回のスマホケースは本革とはいえ、1,500円もしない代物です。カードを入れるフリップのスロットが緩く、またスロットの内側が革ではなく、すべりやすいフィルムになっているため、カードが中で動いていました。磁石をフリップの中央付近に装着し、フリップの開閉で自動ON-OFFができるようにした代償として、カードが挿せるのは一番上のスロットだけになり、なおさらすべり落ち易いのでした。
フリップ内の袋の部分なら落ちる心配はありませんが、今回のスマホは大きくて長さが15cmもあり、袋の中でカードが動いてしまいます。改札口でタッチする際には、ちょうどSuicaの埋め込みチップがセンサーに近づかないとエラーになってしまいます。スマホケースのどのあたりをセンサーに近づけるか、結構大切なのです。
そこで考え付いたのがゴムのような摩擦係数の大きいもので挟むことで、適当な材料がないか、東急ハンズで探してみました。
見つけたのが、この「貼ってはがせる粘着グミ」。直径1cmほどの薄いグミで、小物の裏に貼り付けておくと軽く固定できるというものです。写真のようにSuicaの表面に貼り付けてみると、表面がベタベタとし、スロットに挿入してみると、なるほどくっついてカードが動きません。
でも、この状態でJRの券売機にSuicaを差し込んだりすると、グミが機械の中に巻き込まれてトラブルになりそうです。そこで、カードを貼り付ける側の面に消しゴムのカスを少しまぶして粘着力を弱めてみました。これなら気を付けて取り出せば、グミがスロット側に残り、Suicaにはくっついてきません。
数日使ってみましたが、中でSuicaが動くこともなく、大丈夫そうです。