今年最後のベルギー出張（２）

ANAのブリュッセル行きNH231はボーイング787でした。搭乗の列を見るとビジネスクラスが半分以上、エコノミークラスの人のほうが少ない感じだったのは、旅行シーズンでないからですかね。搭乗後プレミアムエコノミー席は3列でほぼ満席でしたが、その後ろのエコノミーは半分くらいの搭乗率でした。3人掛けの列に1人の人も多くいて、ラッキーだったかもしれません。

今回の座席は15Dで、中央の3人掛けの通路側でした。リクライニングは結構後ろに倒れて快適でしたが、前方が壁でフットレストがなかったのが残念。レッグレストで足を延ばせても足先が固定されないのでリラックスできませんでした。体をぐっと前にせり出して、壁にある雑誌入れケースに足を乗せたりしましたが、椅子の背面の真ん中あたりに頭が来てしまい、長くは体勢を維持できません。プレミアムエコノミーの2列目、3列目だと前席の下にフットレストがあるので、そちらのほうが楽かもしれません。帰りは15Kで窓際ですが、やっぱり最前列なので同じことで悩みそうです。

離陸してしばらくしてから飲み物のサービスがあり、シャンパンをお願いしました。おつまみはパック入りのアラレ。まあ、こんなもんでしょう。2回の食事はどちらも和食にして、1回目が「牛すき焼き丼」、2回目が「白身魚の照り焼き」でした。どちらもご飯がべちゃべちゃしていることもなく、味付けがちょっと濃い目だったこと以外は及第点。量も適当でした。

食事のあとで映画を見ていたら、CAがやってきてビジネスクラスでサービスしている飲み物を勧めてくれました。ボルドーメドックの赤と日本発便限定のブラッスリーカステラン社のビールをいただきました。やっぱりエコノミーで出てくるワインとは一味違うのが分かります。特に後者やアルコール度8.4%で、先日飲んだトラピストビールのようなリッチな味わいで美味でした。グラスではなくプラスチック容器で量も少なめにサーブされましたが、まあプレエコですから仕方ありません。

映画は12月に入って変わっていて「ザ・プレデター」「サーチ」「劇場版コードブルー」「万引き家族」「音量を上げろタコ! なに歌ってんのかぜんぜん分かんねぇんだよ」、TVから「地味にすごい!DX 校閲ガール」を見ました。今回もほぼ寝ずにずっと見てましたね。「サーチ」はちょっと変わった映画で全編PCの上で話が展開し、メールやSNSで話が進んでいくというミステリーでしたが、犯人が二転三転して最後にもどんでん返しがあり楽しめました。画像検索から犯人を絞り込んでいくので、前日の飲み会のAIの話と重なって面白かったのかもしれません。「万引きー」は2回目でしたが、やっぱり良いですね。さすがカンヌパルムドール受賞だけのことはあります。そのあと見た「音量ー」が何が何だかわからない映画で、主演の阿部サダヲや吉岡里帆がかわいそうになってしまうような作品でしたから、なおさら「万引きー」の印象が強く残ったのかもしれません。帰国便は20時過ぎにブリュッセルを出発するので、ある程度睡眠をとる予定で、「検察側の罪人」「日日是好日」「SUNNY強い気持ち・強い愛」「クレイジーリッチ」あたりが見れればと思っています。

到着は15分早い15時ちょうどで、1時間ほど前の便でアメリカから到着していたメンバーと合流してタクシーで前回も訪れた研究所へ移動しました。そもで1時間ほど打ち合わせをして、こちらも前回と同様のLLNのホテルにチェックインしたのが19時でした。プレエコでの長旅とは言え、やはり直行便は楽でした。