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今度はベルギー出張(5) [番外編]

三日目になりました。

今日は7時半にタクシーを呼んで研究所のある町まで移動です。ブリュッセル市内を抜けるのに時間がかかるかもしれないと早目の出発でしたが、タクシーの運転手がプロで、くねくねと抜け道を通り、予定よりも45分も早く到着しました。ただし、雨の高速を110km/hでぶっ飛ばすのにはちょっと閉口しました。

終日研究所で試験と打ち合わせで、ランチは3ユーロのサンドイッチを片手に済ませ、18時半までの重労働でした。睡魔にも襲われつつ、こちらの同僚のDQさんの車でホテルへ向かっていたところ、レストランに立ち寄り、彼なりに気を使ってDinnerをごちそうしてくれたのでした。

お店の名前は「O Si Pres restaurant」。こちらの本社のあるLouvan-La-Nouve(LLN)という町のすぐ近くで、ホテルからも3kmくらいだそうです。最近できたお店でフレンチ系にアジア系をミックスしたような多国籍な感じとのこと。お店に入ったのがちょうどオープンの19時でしたが、すぐに半分以上の席が埋まり、なかなか人気店のようでした。

白ビールで乾杯し、アパタイザはDQさんがオーダーしてくれたものをシェアしました。まずは3つの小皿が載ったスターター。左から「ツナペースト」「野菜のポタージュ」「ミートボールが入った揚げワンタン」。どれもしっかりした味付けでアジアンな雰囲気です。ツナペーストには刻んだブロッコリーが入っていて良い食感でした。続いては「餃子」。本当に餃子で、ニンニクは使ってありませんでしたが、取り分けてからちょっと醤油をかけていただきました。中にはお肉がたっぷりでボリューミーでした。

ここでDQさんが選んでくれた赤ワインは「Chateau Croix de Rambeau Lussac-Saint-Emilion 2014」。ボルドーのリュサック地方のもので、メルローが好きだという私の好みに合わせてくれたそうです。これを選ぶときにはウェイターを呼んで、私とMO君の選んだメインディッシュを確認して相談していました。口当たりも良くて、本当に美味しいワインでした。帰るまでにホテルの近くの店で探してみようかと思っています。

そしてメインは「Roasted pure doe fillet」。雌シカのフィレ肉のステーキ、赤ワインとレッドフルーツソース掛けです。付け合わせは、かぼちゃのコンフィにワイルドマッシュルーム、小玉ねぎでした。お肉は3つに分けてサーブされましたが、とても柔らかく仕上げてあってBeefと間違えるほど、全くジビエを感じさせないものでした。ちょうどこちらでもジビエの楽しめる季節になったそうで、良い選択でした。

デザートはエスプレッソ。小さなムースとクッキーもついてきました。

MO君のメインはフィレステーキ、DQさんはサーモンのタルタルで、どちらもかなりボリュームがありましたが、全部の会計が150ユーロほど。前日のグランパレスのシーフードは2人で148ユーロでしたから、相当物価が違います。やはりあちらは世界的な観光地ですから、ぼったくられたのかもという感じです。

また、今回教わったのは、ベルギーではチップは一切要らないということ。レストランやタクシーなど、いままでずいぶんとチップを加算して払ってきましたが、DQさんは生まれてこの方50年近く、一切払ったことはないそうです。うーん、それは知りませんでした。

色々と面白い話もして、ホテルに送り届けてもらったのが21時半。前回8月に滞在したのと同じホテル(https://sugadaira2011.blog.so-net.ne.jp/2018-08-22)です。無事にチェックインを済ませ、部屋に入りました。

睡魔に襲われていたはずですが、美味しい食事で内蔵が活性化したのか、しばらく寝付けませんでした。


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