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10月の十ノ原2017(3) [十ノ原]

最終日はリンゴ農家のYZさんのお宅に寄って、リンゴを頂いて帰りました。

YZさんとは十ノ原の別荘を建てた時からのお付き合いです(山口りんご:http://sugadaira2011.blog.so-net.ne.jp/2011-10-15)。

実は今年は5月末に「ひょう」が降ってリンゴの実が傷つき、売り物になる商品は無しとお聞きしていました。それでも自宅用にキズ物でも良ければ出荷できるとのことでしたので、状況をお聞きするために訪問しました。

到着後、ご自宅の前のシナノスイートの畑を見させてもらいましたが、どの実にも何ともかわいそうな傷がついています。降ひょうがまだ実の小さい時期だったので、浅い打撲痕は修復されて味に変わりはないそうですが、もう少し後だと傷が修復できずに中が腐り、全滅することもあるそうです。山口地区では50年ぶりの規模のひょう害だったそうです。

収穫したとしても、キズ物として出荷できるのは傷が5個程度までで、それ以上のものは加工用にするか、廃棄するしかないそうです。農家の中には摘果もせずに放置したところもあるそうですが、YZさんは良さそうなものを選んで他を摘果し、その分大きく立派に育っています。それだけにキズが痛々しく、かわいそうな限りです。ここまで育ったリンゴを廃棄するYZさんの思いはいかばかりか、心が痛みます。

ご自宅の脇でキズ物のシナノスイートを切って食べさせてもらいましたが、味はまったく変わりません。せっかくなのでキズ物でも良いので出荷できるものを分けて頂こうとしましたが、どうせなら出荷できないものをタダで持って行ってくださいとのこと。段ボール一杯の20kgほどのシナノスイートを頂いてしまいました。

帰宅後、さっそくご近所に状況をご説明しておすそ分けしましたが、リンゴ大好きな方が多く、とても喜んでもらえました。

11月には蜜たっぷりのサンフジの収穫が始まります。今度はちゃんとキズ物を有償で譲っていただくつもりです。


キズりんご.jpg

リンゴ.jpg

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