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コオロギ対策 [十ノ原]

十ノ原では、暖かくなると家の中にコオロギが出現します。

今回の訪問で対策を実施完了しました。

11月初めに来た際に確認したとおり(11月の十ノ原(1): 2016-11-04)、どうやらコオロギは2箇所あるFF暖房器の排気口から室内に入ってくるらしく、そこにネットをかぶせてコオロギが入れなくしようと考えました。石油暖房器の排気管ですから排気温は高温で、ステンレスの細線の金網を使うことにしました。DIYの店をいくつか回り、東急ハンズで200x300mmのステンレス金網を見つけました。線径は0.2mmで、20メッシュ(1インチに20の網目なので、目開きは1.2mmくらい)で638円でした。かなりしっかりしています。目開き1mmなら、小さいコオロギでも入れないでしょう。

これを使って、どうやって排気口をふさぐか?

金網をぐるっと筒状にして排気口にかぶせ、出口側を潰して塞ぐことにしました。金網は力を入れれば曲げることが出来ますが、問題はつなぎ目です。高温になるのでボンドという訳にはいかず、最初は細い金属線で繋ぎ目を編むことも考えましたが、編めるほどの線の細さでは強度が足らないことが分かり、これも断念。恰好は悪いですが、重ねた金網を、太さ3mmのネジとナットで固定することにしました。排気口の直径はΦ130mmでした。円周率を掛けて、円筒の円周はおよそ410mm。300mmで不足する分は、2枚の金網を重ねてつなげます。つなげる2ヶ所は、それぞれ15mm重ねるとして、必要な金網の長さは410+15+15=440mm。金網1枚を半分にすれば150mmですから、3枚あれば排気管2ヶ所分が間に合います。

ということで、用意したのは メッシュ20の0.2mm線径のステンレス金網 200x300mmを3枚、M3x10のステンレスネジとボルト多数に、金切り鋏。0.2mm線の金網といっても、ステンレスは簡単に切れません。ニッパーなどで切ると、切り口がヨレヨレになってほつれてしまうので、鋏を購入しました。1,000円くらいでした。エポキシボンドは作業時に金網の端部をボンドで固定するため。こうしないと、線がほどけてきて、チクチクと作業がやりにくいです。そして金網を排気管に固定するためのホース固定金属バンドを2本。

1.2mmの目開きに比べてM3のネジは太いので、キリを使ってステンレスの目をグリグリと広げて、そこにネジを入れました。長い板状になったところで、実際に外へ出て、排気管に巻きつけて太さを確認し、円筒にするネジの位置を決めました。排気管の奥に入る部分は金属バンドで締め付けるのでM3のネジは不要です。筒状になったら、先端部を平に潰して、M3のネジで固定して完成です。コオロギ除けですから、それほど細かい間隔で留める必要はありません。 実際に取り付けてみると、排気口の上部に1.5cmほどの出っ張りがあったので、そこも鋏で切り込みを入れました。また片側を閉じた影響で、網目が押されて、排気口に差し込む部分が歪んでいたので、そこも鋏で整えて、完成です。

これなら雪が積もっても下側から排気ガスが外に出るので不完全燃焼することもありません。コオロギ対策ですから、春先から雪の降りだす季節まで装着して、冬の間は外しても良いかもしれませんが、まずはコオロギ対策が出来たかどうか、様子を見ようと思います。

次回は6月中旬に訪問予定です。家の中にコオロギが入ってなければ、成功です。 


排気管.jpg

ネットカバー図面.jpg

ステンレス金網.jpgネットとネジ.jpg

コオロギネット.jpg