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藤田美術館 [ぶつぶつ]

大阪での顔合わせの後、帰りの新幹線まで2時間ほど時間があったので「藤田美術館」へ行ってきました。

本当は大阪城の桜、さらに日時があえば造幣局の桜の通り抜けに行きたかったのですが、あいにくの雨模様であきらめ、最近テレビで話題となった国宝の「曜変天目茶碗」でも見てみようと、こちらにしました。

少し歩いて北新地から地下鉄東西線に乗り、大阪城北詰で下りると、2-3分で到着です。門を入ると綺麗な桜が咲いていて、思わず記念写真。そして中へ入りました。大人1名で800円です。到着したのが16時近かったので、それほど混雑していませんでした。

館内では「ザ・コレクション」として、所蔵する9点の国宝や多数の重要文化財の美術品が展示されていました。日本文化を象徴する絵画や彫刻、金工に陶磁、書蹟などなど。特に書蹟は素晴らしいものが多く、なかでも平安時代のかなの和歌集「深窓秘抄」は、流れるようなひらがなで見事でした。

そして「曜変天目茶碗」は1Fの中央奥にありました。

もちろん場内は写真撮影できないため、下の写真はWebから拝借したものですが、さすがに綺麗な色で輝いていました。光のあたる方向が変わると色が変化するそうですが、展示物ではそうした色の変化は見られませんでした。

この茶碗は12世紀の中国、南宋の時代につくられたものだそうですが、なぜか中国には一つの完品も残っておらず、日本に3つだけ。もう一つあったされるものは織田信長が愛用し、本能寺の変で焼失したのだそうです。

なんとも謎めいています。

 

藤田美術館.jpg

藤田美術館の桜.jpg

曜変天目.jpg