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Slingbox [ぶつぶつ]

先日ちょっと話の出てきた「Slingbox」です。(Chromecast; 2016-06-05)

これを使うとインターネットを介して世界中のどこからでもTV、正確にはレコーダーの映像を見ることができます。中東に長期派遣となる長男のリクエストで自宅に設置することにしました。

最初は既設のレコーダーに取り付けることを相談されましたが、いろいろ調べて却下! なぜって、今あるレコーダーに取り付けた場合、遠く離れた長男が番組を見ようとSlingboxを操作すると、こちらのレコーダーが乗っ取られ、こちらで見ていた番組や録画やダビングといった操作が変えられてしまうからです。長男が好きな時に好きな番組を見たいなら、専用のレコーダーを一緒に設置してもらわなければなりません。

要はこのSlingbox、ネットを介した遠隔操作のリモコンボックスなのです。 

遠く離れた場所からインターネットを使い、レコーダーの機種に合わせた信号をSlingboxから出し、近くにあるレコーダーを操作します。そしてレコーダーから出てきた画像や音声をインターネットで送り出すというものです。

我が家はWiFi環境は整っていますが、やはり安定性と速度なら有線ということで、au光のホームゲートウェイの近くに設置することにしました。2Fの寝室にある机の脇で、そこにレコーダーとSlingbox、HDMI変換ボックスを置いて接続しました。あとは同じネットワークに接続したPCのSlingboxのサイトから設定画面を開き、IDとパスワードを登録すれば終了です。これでスマホからでも使うことができます。ただし、スマホには有料のアプリ登録が必要で1,099円かかりました。 

設置後、試しに会社から出張者用のWiFiカードで繋いでみましたが、スマホでちゃんと録画した番組が見れました。さらに、このSlingbox、先日紹介のChromecastに対応しているので、スマホやPCから大きなTVに飛ばして見ることも可能です。最初に少しカクカクすることもありますが、HDですし、十分に視聴可能レベルです。

しかも長男が用意したレコーダーが東芝のタイムシフト録画対応機種で、これHDに5チャンネル(たとえば、NHK、日テレ、テレ朝、TBS、フジ)の夜7時から11時までの全番組を2週間分、自動で録画保存できます。これなら時差があっても、面白そうな番組を後から好きな時に見ることができます。HDがいっぱいになると古い分から消去されてしまいますが、残したい番組は保存しておくことも可能。なかなか使える機能です。

ただし、注意するのは通信量。1時間の番組を見ると、なんと1.2GBほどにもなりますから、格安スマホだと通信量制限に引っかかります。やはり在宅やオフィスの固定インターネット回線を使うのが基本です。

もう一つの問題はレコーダーの騒音。夜の11時までは、結構枕元で音がしています。就寝が22時頃の私としては、ちょっとうるさい。様子を見て、場合によってはケーブルを伸ばして長男の部屋に移設も考えています。

それにしても、こんな便利なものが昔の海外赴任時にあったら、どんなに便利だったことか。もう、日本から録画したビデオテープを送ってもらうなんて必要はありませんね。

おっと、そもそも「ビデオテープ」が死語でした。 

 

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