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早川 イルマーレ [ぶつぶつ]

秦野から小田原に出て、早川港の脇にあるイタリアンのお店「イル・マーレ」さんでランチにしました。

最初は秦野にある担担麺の店「四川」さんに行こうとしたのですが、満席で断念。11時開店で15分後に到着したのに、すでに満席で外には20組待ちの状態。駐車場も一杯で速攻で諦めました。でもそこまでの人気店なら、一度は行ってみたいお店です。

当初から以前行った早川港で干物やさつま揚げを買って帰るつもりだったので、早川付近をリサーチし、ちょっと気になっていた港脇の洋食のお店に電話をかけてみました。12時半からなら2名でもOKということで予約をし、小田原へ向かいました。ナビで見ると到着するのは12時少し前で、まだ30分ほど待つため、先にお土産を買ってからお店に向かうことにしました。

この青いシェードが目立つお店、先日読んだ村上春樹氏の「騎士団長殺し」(https://sugadaira2011.blog.ss-blog.jp/2020-08-05)で、免色という登場人物が早川漁港にあるフレンチレストランからシェフを自宅に呼び寄せて料理を作らせるという場面があって、「ああ、これはきっとこの店の事だろう」と思っていました。でもこちらはイタリアンだし、家内が調べてみたら、以前ここにあったお店は「ラ・ナプール」で、現在は南青山に移られた「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」というフレンチの名店なのだそうです。きっと今のオーナーが場所も良いし、フレンチとして名の知られたお店を買われて、イタリアンとして再出発されたのでしょうね。移られたのはずいぶん前のようで、村上春樹氏が長く構想を練る中で採用したお店なのかもしれません。

現在はイタリアンの「イル・マーレ」さんのランチは、お任せコースのみで、お願いしたのは3種類のうちの一番お安い5,000円のコース。アミューズ、前菜に続いてメインが2皿で、最後にドルチェに飲み物の6品でした。帰りは家内が運転してくれるというので、本日のグラスワインをお願いして頂きました。「Muller Thurgau 2018」はさほど高いワインではありませんが、お刺身の盛り合わせだったアンティパストに良く合うとのことで、確かにすっきりとして生魚に良く合うワインでした。一緒に出てきたフォカッチャはローズマリーを使っていて、そのあとの全粒粉のパンも甘味があって、どちらもとても美味でした。

アミューズは「シイタケのスープ」。旨味の中にちょっとスパイスも効いていて、コースのスターターとして食欲をそそります。アンティパストは目の前の漁港で獲れたばかりのお刺身の盛り合わせ。手前の大ぶりの切り身がイナダ、左回りにイサキ、サバ、コムツ、ハナダイの順に並んでいます。それぞれ異なったソースが掛けてあり、イナダにはオリーブペースト、サバにはマスタードなどなど。どれも見事でした。さすが漁港の前にあるお店だけのことはあります。

メインは2種類。最初のプリモピアットはパスタ。和えてあるのは太刀魚とキタアカリにインゲン。松の実も入ってましたね。最初にメニューの説明がなかったので、これがメインではちょっと量が少ないかなと思いましたが、続いて2つめのメイン、セコンドピアットが出てきました。こちらは鰆のローストで、ヒラタケや菜の花のソースが添えられていました。やっぱりさすがの魚介で、パリっとした皮まで楽しめました。

最後のドルチェは凍らせたプリンのような「カタラーナ」にイチゴがトッピングされてました。

いやー、これで5,000円とはびっくりの大変美味しいランチでした。もっとも他のお客様はもう少しお高いコースを選んでいたようで、ところどころでアオリイカといった言葉が聞こえてきていましたから、次回はちょっと上のコースにもチャレンジしたいと思います。

早川港のお土産は、前回と同じ「小田原お魚センター」(https://sugadaira2011.blog.ss-blog.jp/2020-01-12)で、アジの干物や野菜を買い込みました。前回とても美味しくて買いに行くつもりだった早川駅前の「土岩」さんの練物が、ちょうど入荷したとのことでラッキーでした。

帰りは家内の運転で西湘バイパスから新湘南バイパスを通って帰ってきました。途中の平塚あたりの134号線が渋滞しましたが、15時半には戻って来れました。


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