ジュリエッタの秘密 (その2) リアドア [ジュリエッタ]
さて、初めての外車、ジュリエッタ嬢ですが、「へぇー」というようなことが、いっぱいあります。
他の外車を知らないので、実は「そんなの、あたりまえぇー」の話なのかもしれませんが、僕にとっては新しいおもちゃをいじっているようで面白くて仕方がありません。まだ取扱説明書を読んだだけで、実際に体験していない項目もありますが、いくつか紹介していこうと思います。
まずは、外周りから。
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もちろん、流れるようなボディーラインに、キュッとしまったリアなど、イタリア車らしいデザインの秀逸さと、ぱっと見て「アルファロメオ」と分からせるフロントグリルやエンブレムのインパクトはもちろんなのだが、秘密という点では、やっぱりリアドアのノブを見せなくしていることだろう。これもアルファロメオの代名詞になりつつあるが、リアドアのハンドルをCピラーのリアドアウィンドウのエッジに紛れ込ませ、一瞥しただけではスポーティーなクーペにしか見えないようにしている。リアドアからバックエンドまでボリューム感を持って張り出したエッジの膨らみを連続させ、またリアドアガラスを適度な色付きにすることで、さらにリアドアの存在を目立たなくしているのはさすがだ。
こうしたたくらみは、馬鹿みたいに大きくて重たいフロントドアの開け閉めを強いる2ドア4シータースポーツカーの実用性を改善しつつ、スポーティーで美しいデザインを提供し得る、唯一の答えなのだろう。
また、こうしたデザインを優先したスポーツカーだと、さぞかしリアシートは窮屈だと思いきや、乗ってみると、そんなことはない。170cmくらいの普通の体格の日本人なら、前後左右上下に十分なスペースがあるし、なにより、リアシートの座面がフロントシートよりも少し高めになっていて、前方の視界がすこぶる良い。このあたりは、絶対的な広さでは勝るオデッセイが、そのスペースを無意味に広げていただけとさえ思わせる。
このジュリエッタ、さすがにVWのGolfをターゲットにして、一から新たに開発されただけのことはある。外観だけでなく、動力性能から居住性まで、すべての点で魅力的に生まれ変わっているのだ。
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と、まあ、カー雑誌の試乗レポート風にしてみましたが、実際のところ、どこがドアノブか分からず、ディーラーの人に教えてもらったのは事実です。
そういえば、今年のデトロイトモーターショーでホンダの新しいコンセプトカーに同じようなデザインが採用されていました。
ジュリエッタのというよりはアルファロメオの秘密なのでしょうが、やっぱり素人の僕には分からなかったので、「秘密第2号」に認定です。
第1号がないって?
いえいえ、第1号は、この前の「車検証入れ置き場」のブログで書いた、グローブボックス内にあるペットボトルホルダーです。こちらも、まず他車にはなく、言われないと分からない、ジュリエッタならではの秘密ですから。
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