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ジュリエッタで下田へ (2) [ジュリエッタ]

下田市内にある魚料理の店「なかがわ」は、スマホ検索で一番にヒットするような知られたお店だ。

着いたのが15時前と、とっくに昼時を過ぎていたので、お客は我々だけの貸切状態だった。メニューを見るまでもなく、オーダーしたのは「金目鯛の煮付け定食 2,000円」と「お刺身定食 1,600円」。伊豆の下田と言えば、金目鯛だ。

待つこと15分。最初に出してくれた突き出しのもずくと、漬け物をつまんでいるうちに、大きなお皿の金目鯛と刺身の盛り合わせが出てきた。これに渡り蟹の味噌汁とご飯がつく。金目鯛が肉厚で美味しいのは当たり前だが、煮込みの味付けが絶妙で、ほぐした身を甘辛いタレに絡めてご飯と食べると、これが絶品なのだ。お刺身も皮付きはメバチマグロ。きれいに脂の入った上品な味だ。さざえやカンパチ、イカに鯛と、どれも新鮮で美味しい。そして渡り蟹の出汁が効いた味噌汁は、なんとも濃い味だった。やっぱり漁港で食べる魚料理の右に出るものは、ない。

お勘定を済ませ、近くで干物をお土産に買おうと、お店の人にお勧めを聞いてみると、「近くの繁華街にはたくさん干物屋さんが出ているけど、値段も高いし、地元の人は買わないよ。自宅用なら、ここが良いよ。」と教えてくれたのが、「石亀水産」。地元の人が良く行く干物屋さんで、そこから宅急便で配送もできるらしい。「ちょっと遠いけど、車はここの駐車場に停めたままで行ってきたら」と、親切この上ない。

言われた道順で河口の岸壁に出て、南へ400mほど向かうと、ちょっとレトロな建物の「石亀水産」が見つかった。まるで昭和の中ごろにタイムスリップしたような店構えと店内。開放の冷蔵庫に干物が並んでいて、店内にも網に載ったアジが並んでいる。

「なかがわ」さんから紹介してもらった話をしているうちに、お使い物にしないのなら、こっちのお徳用がいいよ、と教えてくれたのは、脇に置かれた「アウトレット」と書かれた棚だ。ちょっと傷があったり、形が悪かったりして、値段は半値近いのだが、味は変わらないという。それならと選ぶと、「おまけ」と言って、網の上のアジを2枚、足してくれた。やっぱり、地元のことは地元で聞くのが一番だ。

ついでに、家内の鼻が利いたのが塩辛。帰ってから食べてみると、今までこれほど美味しい塩辛は食べたことがないと思うくらい美味しかった。塩辛くなく、イカワタの味が濃い。これはもっと買ってくれば良かった。大きな金目鯛の開きが2枚で600円、アジは1枚130円、塩辛は600円。これは良いお店を紹介してもらった。ぜひ次回も立ち寄りたいところだ。

帰りは下田を16時に出発し、伊豆半島の東岸の135号線を北上し、真鶴道路、西湘バイパスから134号線で横浜へ向かい、帰宅したのが19時半。まるっと12時間の旅だった。

走行距離はちょうど300km。前日までの分と合わせて380kmになった。

ジュリエッタには良い足慣らしになったはずだ。 

 

なかがわ入口.jpg

金目鯛.jpg

刺身.jpg

定食.jpg 

石亀水産.jpg

ひものケース.jpg 

干物お土産.jpg 


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