月9 [ぶつぶつ]
このところ月9の視聴率が悪いそうです。
月9と言えば、1990年代からの「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「ひとつ屋根の下」「あすなろ白書」「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」「やまとなでしこ」「HERO」と、誰でも知っているような有名なドラマを世に送り出した時間枠で、2001年の「HERO」なんて、平均視聴率が34.3%というとんでもない数字が残っています。
でも2010年以降はズルズルと視聴率が下がって12%から10%ギリギリとなり、ついに2014年の「極悪がんぼ」で平均視聴率が9.9%と一桁になってしまいました。
前回の2016年冬のクールでは久々の名作と言われた「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」ですが、この平均視聴率も思いのほか低く、「極悪がんぼ」を下回る9.7%という数字でした。
今回の「ラブソング」は、福山雅治さん主演で、新人のシンガーソングライターを起用するなど話題先行でしたが、やはり視聴率は伸び悩んでいます。過去最低の6.8%という回もあり、おそらく平均で今までの記録を塗り替えて堂々の最低視聴率となると言われています。
もっとも、以前から言われているとおり、世の中のTVの視聴形態が変わってきて、放送時間にちゃんとTVの前に座ってチャンネルを合わせるなんて見方がされなくなっていることから、視聴率の計り方に問題があるとも言われています。
私も今回の一連のドラマで、ほぼ全話を見ているのは「ラブソング」と「真田丸」くらいですが、定時に見れる場合でも10分ほど遅らせて同時録画しているブルーレイ レコーダーで追いかけ再生して見る方が快適です。こうすれば、ちょっと席を立つ場合でも一時停止できますし、CMはチャプタースキップで飛ばせるので10分弱は視聴時間を短く出来ます。
まあ、そうは言うものの、この春のドラマ全体の視聴率を見てみると( http://artv.info/ar1604-avg.html )、 松潤が主演の「99.9」は16.4%と図抜けていますし、同じ嵐の大野君主演の「世界一難しい恋」も12.4%と健闘しています。以前のように20%を超えるものが少ないとはいえ、その中で月9の「ラブソング」が今一つというのは事実のようです。
フジテレビ苦戦と言われていますが、前回の「いつ恋」は、以前の「北の国から」のような繊細な心理描写もあってファンが多かったし、「ラブソング」は新人のシンガーソングライターを起用して新曲のプロモーションも同時進行させるなど、なかなか革新的な試みで頑張っていると思います。
かく言う私は、今回の「ラブソング」で新人の「藤原さくら」ちゃんにかなりはまっておりますが、その話は、また今度。
ガンバ、フジテレビ!!
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