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機械オンチに被海老鯛リスク [ぶつぶつ]

毎朝電車に乗ると、iPhoneのRadikoでラジオを聴いている。

ダイアルは(ダイアルはないけど)、5時から始まるbayfm78のPOWER BAY MORNINGだ。

以前はFM横浜が、J-popsやちょっと古目の歌謡曲などを流していたが、いつからか洋曲ばかりで面白くなくなってしまった。bayfm(昔のFM千葉)は、今時の曲や懐かしい曲をバランス良く聞かせてくれるし、週に3人登場するパーソナリティーも個性的で面白い。最近はずっとこの番組を聞きながら電車に揺られている。

そのパーソナリティーの一人、RSさんの経験談が面白かった。

こんな内容だ。

数日前から寝室のテレビが映らなくなった。買ってからだいぶ経つので、そろそろ寿命かと思っていた。修理を頼んで見てもらったら、アンテナ線のコネクターがちゃんと入っていなくて、真ん中のピンが折れ曲がって差し込んであった。それを直したらちゃんと映った。良かったわ、という話だ。

ご本人いわく「そう言えば、数日前に掃除をした時にテレビを動かして、ケーブルが外れたので直したことを思い出した」のだそうだ。

えーっ、それならまずアンテナ線を疑わないと。

だいたい、今のテレビは地デジで、アンテナ線がちゃんと繋がっていないと、「電波が弱くて映りません」ってメッセージが出るはずだけど、よっぽど古い機種かな。電源が入らない場合は別として、電源が入って画面が映らない一番の原因はアンテナだ。

まあ、こういう方のことを世間では「機械オンチ」と呼ぶ。

で、話はこれだけではなくて、訪れた修理の人が、「ところで、そろそろ梅雨から夏だし、クーラーの点検と掃除でもいかがですか」と言われ、テレビが壊れていなかったのに呼びつけた後ろめたさもあって、ついお願いしてしまったというオチが続く。

もともと出張修理は、修理しなくても出張費だけで数千円は請求されるのだから、後ろめたく感じることもないのだが、RSさんは結局お願いし、1万円以上の代金を支払ったのだそうだ。

「これじゃあ、海老鯛ね。でも、これでこの夏も快適よ!」とすこぶる前向きだ。

なるほどねぇ。

RSさんの機械オンチは良いとして、こうしたケースで相手の術中にはまり、予定外の買い物をしてしまうというのはありそうな話だ。

ちょっとした心の弱みや引け目に乗じて、これ幸いと売りつけられると、はっきり断りにくいものだ。特に自宅に上げて、目の前で勧められるというのも、心理的には難しいシチュエーションだ。

気をつけないとね。

必ずしも機械オンチの人は冷静な分析判断が出来ないとは言わないけれど、海老鯛に合うリスクは高そうだ。

まあ、今回はRSさんも満足されているのだから、余計なお世話ですけど。

PBM.jpg


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