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オリンピック柔道なんて [ぶつぶつ]

初日から金メダル候補の女子柔道48kg級の福見選手が負けてしまった。男子60kg級の平岡選手は決勝で負けて金メダルが取れなかった。

それはそれで力を出しきれなかった負け方で、両者ともふがいないのだが、それにしても柔道が、何ともつまらい競技になってしまった。

まるで、レスリングだ。

良く日本のお家芸とか言うが、とてもそんな競技とは思えない。組み手争いも、相手に組み手を取らせないことばかりで、力と技のぶつかり合いが見られない。たとえ投げ飛ばされても背中さえ畳に着かなければポイントを取られないとばかり、頭をそらせて肩を浮かせて相手に抱きつき、形勢を逆転しようとする。柔道の醍醐味である捨て身の一本を取りに行くことはせず、有効や技ありを取ることばかり、もっと言えば相手に指導を取らせて自分にポイントが入ればそれで良いというような、姑息さが見え隠れする。

まったく柔道をやったことが無い僕でさえ、見ていて迫力を感じない、つまらない試合ばかりだった。 

だいたい、胴着が白と青になっり、指導2回で有効だとか決めてから変になってきたのだ。

あくまでも一本。

一本取るまで、ずっと延長戦でもやりゃいいんだ。

観客に分かりやすいとか、テレビの時間枠に入るように効率運行で、最後は旗判定とか言い出したから、ちょっと技を出してポイントを取れば、後は攻めてるふりで時間を稼ぐようなスタイルが勝つ柔道になってしまった。しかも今回からビデオ判定とかで、主審の判定に疑問があると場外審判が競技を止め、ビデオを見直して判定を決める手法が取られ、何とも間延びした競技になってしまった。

ましてや、畳の上で、しかも負かした相手の前で諸手を揚げて喜ぶなど、失格だろう。 

せめてもの救いは、剣道や弓道など、他の武道がオリンピック種目にないことだ。

心の澄ましと強さ、気合といった、目に見えない、だが、本当に素晴らしければ観客の誰もを納得させる、そうした点数にできない精神面を勝敗に残す限り、オリンピック種目にはなれないのだ。

それで結構じゃないか。

 

福見負け.jpg 


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