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メガネの話 [ぶつぶつ]

とうとう遠近両用メガネを買うことにした。

さすがに50歳を過ぎてから、近くのものが見づらくなってきてはいたのだ。特にこの頃は、何気なく手元のものを見る時にメガネを外していることが多くなった。まだパソコンくらいまでは大丈夫なのだが、つらいのは帰りの電車の中で本を読む時だ。最初は良いのだが、次第に本を離さないとピントが合わなくなってくる。10分もするとずいぶん下に本を下げていることに気づき、読書をあきらめてしまうことも度々だ。一方で、遠くのものも見えにくくなってきた。すこし視力も弱くなってきて、度が合わなくなってきたのだろう。

そろそろ替え時なのかもしれない。しかも遠近両用にだ。遠近両用レンズは慣れるまでは大変だとか、足元が歪んで結局近視用だけに戻して別に老眼鏡を買ったとか、色々な話を聞いていたからちょっと躊躇していたのだが、いよいよ考えなければいけない。

そんなこんなで、ちょうど正月休みに横浜の東急ハンズに行く用事ができ、ハンズの2Fにメガネ店が入っていたことを思い出し、ついでに見てくることにしたのだ。

それにしても、最近はメガネ店が増えた。 

横浜の東急ハンズへ向かう道沿いにもメガネスーパーだとか、眼鏡市場だとか、何軒もメガネ屋さんが並んでいて、5000円くらいから買えて、しかもその場でお持ち帰りを謳っている。お正月フェアもあって、3980円からというものもある。フレームを選び、1時間も待てばその場でメガネを掛けて帰れる。ずいぶんと様変わりしたものだ。

そういえば、腕時計も以前は一生モノというか、壊れない限り買い替えないものだった。僕らの頃は中学校へ進学する時に万年筆と腕時計を買ってもらうのがお決まりだった。その時のシチズンの自動巻きの腕時計とモンブランの万年筆は今でも机の中に入っている。それがいつのころだったか、「時計も着替えないの?」というキャッチコピーでいくつも腕時計を持つことが普通になった。技術も進歩して電波時計のように、安くて狂わない時計が普及し、誰もがファッション感覚でいくつも時計を買うようになった。

メガネも同じことだ。

医療用器具としてのメガネを考えると、そのハードルは低くないが、今では15分もあればその場で店員さんが操作して視力検査ができるようになった。レンズの品揃えも進み、レンズ加工も各店舗で短時間で出来る設備も作られた。そうして誰もがいくつもメガネを持つようになると市場が大きくなり、商品単価も安くなる。正のスパイラルで市場が拡大する良い例だ。

で、結局ブラブラと見て回り、普段使いの遠近両用メガネを一つ、スポーツ用に近視矯正のみのメガネを一つ、合わせて2つのメガネを作ることにした。遠近両用はレンズが特注になるので2週間かかるが、近視矯正のみのメガネはすぐに作ってもらえた。

なるほど、近視を矯正するだけで、ずいぶんすっきりと物が見えるようになった。ナイキのフレームは軽く、ツルもふんわりと顔を押さえる構造で、とてもかけやすい。

これは新年早々、なかなか良い買い物ができた。

でも近視を矯正した分、近くのものはさらに見にくくなってしまった。さて、初の遠近両用の掛け心地はどうだろうか。

出来上がりは18日の予定だ。 

ナイキめがね.jpg 


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