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十ノ原別荘の改築 [十ノ原]

美味しいBBQの片づけも簡単に終わり、少しくつろいだところで、改築をお願いしている業者のKYさんがやってきました。KYさんとは5年前に別荘を建てた時からのお付き合いです。6月に煙突の修理に来てもらった際に改築の相談を始め、プランと予算が確定しての契約となりました。

今回の改築は、今のウッドデッキ部までリビングを広げ、その外に屋根なしのウッドデッキを新設するものです。拡張したリビングにはロフトをつけて、3畳半くらいのスペースを確保しています。

現行の間取りではリビングに併設する洋間との間仕切りが全開放できるので、リビングとして広々と使えると思ったのですが、洋間には座卓を広げて座椅子を置いているし、TVをリビングまで寄せて見ることが多いため、結局両方の空間を繋げたメリットはあまり出ませんでした。もちろん洋間にある西の窓からは白樺の木々が見渡せ、家内の一番のお気に入りなので、全開放は正解でしたが、ダイニングテーブルを置いたリビングのスペースは何ともしがたく、特にお客様を招いた際など、洋間を仕切ってしまうと、滞在の中心となるリビングがもう少し広いといいなぁと思っていました。

今回の改築ではウッドデッキの部分をリビングに繋げるので、実質的な広さは4畳増えて10畳になります。しかも拡張した部分の屋根裏にはロフトを付けたので、大人二人くらいなら寝袋で雑魚寝できるし、将来小さな子供が来ても楽しめそうです。

そして、もう一つのポイントがウッドデッキです。従来のウッドデッキは屋根付きだったため、それほどの解放感はありませんでした。これはウッドデッキとリビングの間の窓を全開放にして、段差なく繋げて欲しいとお願いしたため、既製のサッシや雨戸が使えず、雨の吹き込みを避けた為です。また、ウッドデッキを屋外に出すと傷みやすいこともありました。出来上がってみると、黒いサイディングの外装の中に、ウッドデッキ部の木の色がアクセントになり、また奥まった空間でゆとりが生まれ、外観的にはとても良いデザインだったと思います。

今回の拡張では予算の問題もあって屋根はいじらず、その結果ウッドデッキは屋外に出すことになりました。この別荘を立て直す前のウッドデッキも屋根なしでしたが、メンテナンスが大変でした。何度もニスを塗りましたが、最後はボロボロに朽ちて穴が開き、使えなくなりました。そうした耐久性の心配から、今回は腐りにくい「樹脂木」を使うことにしました。樹脂木は木のチップと樹脂を混合して成形したもので、最近は駅のコンコースなどで良く見るようになってきました。これなら塗装も不要で、屋根なしでも10年以上もちそうです。奥行も4.4mと大きくしたため、南西側は地面からだいぶ高くなり、デッキからの眺めも良さそうです。値段が高く、KYさんはだいぶ苦労されたようですが、手摺りのデザインを変更するなどして、最終的には予定の予算に収めて貰えました。

リビングとウッドデッキの間の窓は、三枚引き戸のサッシにし、雨戸ではなくてシャッターにすることでリビングとデッキの間の段差をなくしました。当初こだわった窓の全開放は出来なくなりますが、実は使って見ると、それほど開放する頻度がなく、虫が入ってきたり、ベリー(今はゆず)が外に出ないようにと、閉めていることが多いのが実情でした。また、今回は遮熱性の高いLow-Eガラスにしたので、冬場の結露の問題も解決しそうです。

工事は7月18日の足場組みから始まり、8月10日のお盆前までかかります。8月5日から滞在予定ですが、後半は壁紙貼りなど、滞在していても問題ない工事予定になっています。

別荘を建てて5年。給湯器の破損など、色々水回りでの苦労はありましたが、大きな改造は初めてです。改築後には、様子をみながら、ダイニングセットの買い換えなども検討中です。

60歳以降は、もう少し自由時間が増えるはずなので、ゆったりと過ごせる場所に改造していきます。

改築図面.jpg

旧別荘.jpg

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