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傘の修理 [ぶつぶつ]

気に入っていた折り畳み傘が壊れてしまいました。

3年ほど前に新宿の東急ハンズで購入したもので、柄の心棒が3段に縮むのでコンパクトながら広げると60cmと男性でも十分な大きさがあります。壊れやすい骨の間接部はカーボンファイバー製で強く、生地がこすれても穴が開きにくい構造になっています。確か5,000円か6,000円したと思います。

ある日、傘をさしていると、突然柄が短くなって、傘がすとんと落ちてきました。何かと思ってよく見てみると、縮む心棒を固定しているピンが1箇所抜けています。しかも持ち手の部分がスライドし、骨を広げて固定している上部のはじきを押し下げてしまうために、傘が閉じてしまいます。その場は上部の骨の付け根を持って傘をさし、何とか会社までたどり着きました。

骨が折れたり、骨を繋ぐ間接部が曲がった場合などは、DIYで修理する部品が売られていますが、折り畳み傘の心棒となると、専門家に頼むしかありません。ネットで調べてみると、いくつか傘の修理をしてくれるお店があり、電話してみると費用は2,500円からで、修理箇所によっては心棒と骨をすべて交換するのでかなりの値段になるとのことでした。部品の取り寄せに時間もかかりそうです。買った値段の半分以上するなら、同じものを買い直した方が良いかなと、躊躇していました。

そんな時に本社出張があり、東京駅の大丸に入っている東急ハンズに行ってみたところ、傘売り場に同じ傘が売られているのを発見しました。

さっそく店員さんに相談してみると、商品のバーコードをチェックしてメーカーの「Eight-Tokyo」さんに問い合わせをしてくれました。現物を確認する必要があるものの、たぶん1,000円程度で修理可能とのこと。それならと、持ち込み修理をお願いすることにしました。

ハンズからメーカーへ送られて見積りが出てきたのが1週間後で、費用は800円+消費税とのこと、もちろん了解して修理をお願いしました。その後2週間で修理完了の連絡がありました。無事、梅雨前に直ってきて、助かりました。

受け取ってみると、どうやら心棒から骨は全部新品に交換してくれたようで、開閉もスムースです。これで864円は格安です。また、よく見ると生地には覚えのあるこすれ傷が残っていて、以前のものを外して付け直してくれたようです。メーカーとしては手間を考えれば新品に交換したほうが簡単なのでしょうが、たとえこすれ傷でも、それが使っていた人の思い入れがあるものかもしれませんから、機能上の問題なければ極力そのまま戻そうということでしょう。さすが丁寧な仕事です。 

最近でこそ、100円のビニール傘は見かけなくなってきましたが、それでも300円から500円でコンビニで売られています。急な雨には便利ですが、やはり骨は曲がりやすく、強風の後など、そこら中にたくさん捨てられています。安物は壊れれば捨てるしかありません。

持ち込む手間と待つ時間はかかりますが、しっかりしたメーカーの、それなりの値段のものを買っておけば、長く使えて、愛着もわき、結局安く済むということです。

さらに資源も無駄にならず、ごみも減る。効率的な社会活動です。

 

折り畳み傘.jpg

傘破損.jpg 


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