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ベルギー出張(5) [番外編]

今日はオフィシャルディナーです。会場はシャルルロアから北に20kmほど、ブリュッセルとの中間にあるワーテルロー (Waterloo) です。

ワーテルローと言えば、ナポレオンがイギリスなどの同盟軍に敗れた、ナポレオン最後の戦い「ワーテルローの戦い」の場所です。丘の上に大きなライオンの像があるのですが、これは敗れたナポレオン軍の大砲を改鋳して作ったもので、パリを向いているのだと同僚が教えてくれました。ワーテルローの戦いは1815年6月18日で、ちょうど200年目となる今度の週末には大きな催しがあるのだそうです。このあたり住む彼は、道路が閉鎖になり、学校も休校するから、仕事も休みになると、嬉しそうでした。

駐車場から歩いてお店に向いましたが、19時過ぎというのに、まるで15時頃の明るさと陽気です。道路にはちょっとした銅像があって、通る人を楽しませてくれます。

会場はCouvent通りにあるビストロ「Brasserie du Couvent」でした。田舎のビアホールという様子で、それほど気取ったお店ではありませんが、内装は歴史を感じさせます。 

メニューは事前に注文があり、スターターは鴨か海老、メインはヒラメか牛肉、デザートはチョコかティラミスを選択することになっていました。選んだのは、海老、牛肉、ティラミスです。(Chef's Scampi (tarragon, tomato, cream)、"Robespierre" Beef meat accompanied with chips、Speculoos tiramisu)

スターターの名前にあるtarragonといのはヨモギ科の植物で、香辛料に使われるのだそうです。確かに独特の香りで、さらっとしたクリームソースの美味しさを引きたててくれます。中にはプリプリの海老が入っていました。

メインは普通の牛肉ステーキですが、切り身にして並べた上に薄く切ったチーズが乗せてあります。赤身で肉の旨味を楽しみましたが、後から名前にある「Robespierre」を調べてみたら、びっくりの謂われがありました。

これ、1700年代後半のフランスの政治家の名前なのですが、この人、恐怖政治を行って反対派の人たちを次々にギロチン台に送ったのだそうです。それで血も滴るようなステーキの切り身のことをもじって、ロべスピエールと呼ぶのだそうです。確かにちょうど良いミディアムの焼き加減で美味でしたが、食事の後で知って良かったです。別添えのフレンチフライもサクッと揚げたてで、糖質だから食べないようにしつつも、ついつい手が出てしまう美味しさでした。

デザートのティラミスもフワフワで甘さも適当でしたが、半分にしておきました。

相変わらず、のんびりと談笑しながらの食事で、3時間半過ぎた23時近くになって、やっとお開きとなりました。帰り際にも、元気に演奏を続ける路上楽団の横を通りましたが、写真の明るさです。この季節のベルギーは、本当に日が長く、天気の良い日には、誰もが夜中までの日差しを謳歌し、暗い秋から冬の半年間に備えるのです。

会議も残すところ、あと1日です。

土曜日の朝にはホテルを出て、往きと同じフランクフルト経由のルフトハンザ便に乗り、日曜日に帰国の予定です。

 

ワーテルローの丘.jpg

WLどうぞう.jpg

WL入口.jpg

WL前菜.jpg

WLメイン.jpg

WLデザート.jpg

WLバンド.jpg


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