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水漏れ修理 [ぶつぶつ]

台所の流しの水道栓が水漏れするようになった。

水とお湯の混合栓で、ひとつのハンドルを左右に動かして使うタイプだ。何かの拍子に、ポタポタと水が漏れてくる。

以前、食洗機を取り付けた時に、分岐栓を取り付けたことがあるから、基本的な構造は分かっている。ばらしてみると、ハンドルの裏側に水垢がこびりついて動きが渋いし、中のバルブもゴムパッキンの黒い汚れが付いている。ひとまず取り外し、「クエン酸」の水溶液に一晩漬けて、様子を見ることにした。

きれいに洗って組み立てると、動きはスムースになったのだが、まだ水漏れは止まらない。2階に浴室があるので、給湯ポンプの水圧が高めになっているから、シャワーを浴びたりすると、その開閉の水撃に古いパッキンが耐えられなくて、漏れ始めるようだ。

去年は室外給湯機の熱電対が壊れて修理したし、先月は2階のトイレの水タンクに不具合が出た。築15年ともなると、そろそろ水回りに傷みが出てくるのは仕方が無いことだ。

インターネットで探してみると、定価6,400円の交換バルブが4,800円くらいで売られている。修理した人のブログを読んでみると、どうやらバルブ本体よりも、その下にある小さなパッキンを交換すれば直るらしいが、それだけでは売ってくれない。まあ、15年持った訳だし、TOTOさんのビジネスとしては理解できるが、もったいない話だ。

さて、ネットで注文した部品が届いたところで、作業開始だ。

最初に、流しの下を開けて、水とお湯の止水栓を閉じてから、作業に取り掛かる。

この交換で、実は一番大変だったのはハンドルの取り外しだ。外してみればなんということはないのだけれど、真上方向に引き抜くというのが難しい。蛇口はシンクの奥に取り付けてあるから、手を伸ばしてハンドルを掴むと、どうしても手前に引き上げてしまう。プラスチックだから、無理をすると壊れてしまいそうだ。結局ハンドルの下に、両側からマイナスドライバーを差し込んで、てこの原理でこじるとポンと外れた。

後は、キャップの回転止めの白いギア部品をピンセットで取り除き、キャップをぐるぐると回すと、交換するバルブが出てくる。円筒の中にすっぽりと入っているから取り出しにくいが、うまく空気が入ると、簡単に引き上げられる。そして、その下の2つの丸い穴の中にあるのが、問題のパッキンだ。

ピンセットで取り出してみると、周囲に銅が腐食した緑色の緑青がこびりついているし、シールする突起も削れて、ささくれ立っている。新品のパッキンはオレンジで、少し形も違うようだ。バネを下に入れてピンセットで差し込み、上から新品のバルブを差し込む。外した時と逆に部品を戻していけば、終了だ。かかった時間は10分ほど。構造と要領さえ分かっていれば、何の事はない、簡単な作業だ。

ハンドルを戻して動きを確認してから、流し下の止水栓を開け、動作を確認する。思いのほか、ハンドルが軽いが、説明書によると、しばらく使えば部品内のシール部がこなれて、適当な固さになるらしい。もちろん、水漏れも止まった。

業者さんに頼めば出張費と部品代で2万円は取られるから、上出来だ。

早朝に直してから会社に行ったのだが、帰宅して聞くまで家内は直ったことに気付かなかったらしい。ちょっとハンドルが軽くなったとは思ったらしいが、そこで修理したと思い至らないとは、残念。

張り合いがないねぇ。

 

バルブ部品.jpg

ハンドル外し.jpg

古いパッキン.jpg

新パッキン.jpg

バルブ挿入.jpg

混合栓.jpg 


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