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十ノ原2012夏 (5) [十ノ原]

十ノ原の5日目は、ブルーベリー狩りからだ。

去年と同じ、菅平口まで下り、ダム湖の脇から少し山の中に入ったところにある「一の瀬ブルーベリー園」へ行く。今年は春先の気温が低く、去年より1週間遅れで8月1日からオープンしたそうだ。相変わらず、大粒のブルーベリーがたわわになっている株の列を中心に、甘そうな実を摘んで行く。大抵は、一粒食べて甘い枝なら大丈夫だ。

小一時間ほどで手提げ籠が一杯になり、精算をする。一人300円の入園料も合わせて2800円だった。摘んだブルーベリーは1.5kgくらいだろうか。約半分は家内の実家へ「ゆうパックの冷蔵便」で送ることにした。

さっそく一の瀬ブルーベリー園を後にして、上田市内の18号線沿いにある中央郵便局へ向かう。花火の日にアリオで買った総菜のプラスチックパックに入れたブルーベリーを持ち込み、冷蔵便で送りたいと言うと、2-3人の人が、ああでもない、こうでもないと世話を焼いてくれ、段ボールの隙間に詰めるエアキャップなどを、タダで持ってきてくれた。ありがたいことだ。

無事、採れたてのブルーベリーを発送した後は、カインズマートで生ごみを処理するための「コンポスト」を探し、130リットルのものを2980円で購入した。 

昼はイトーヨーカドーのアリオのファーストフードコーナーで、讃岐うどんとお好み焼きを食べた。山の別荘に来ていても、長逗留だと、たまにはこうしたファーストフードが食べたくなる。値段も2つで1000円以下とお手軽だ。さらに、この間の花火大会の時に、お土産も品揃えが良いことを確認していたので、小布施堂の栗水羊羹を買い、一部を実家に送ることにした。イトーヨーカドーのカードでポイントも付くし、ちょうどお盆のシーズンで直送品の送料が無料となっていたから、1000円以上も節約できた。なかなかアリオは使えるのだ。

ついでに、涼しいアリオの専門店街をブラブラしたが、そろそろ15時近い。十ノ原に戻って、コンポストの設置をしないと日が暮れてしまう。

元々十ノ原では、キツネやイノシシが食い散らかすので、生ゴミを捨てる場合は、地面に穴を掘って埋めておかなければいけないルールだ。穴を掘ると言っても、帰り際のバタバタしている中なので、せいぜい30cmだ。その中に生ごみを入れ、上から土を被せる。動物対策に、ついでに大き目の石も載せておくのだが、最近は掘り返されていることが多かった。どうやらこのあたりに残飯があることを学習したらしい。しっかりと蓋ができるコンポストなら開けられないし、地面に埋めて設置すれば掘り返されることもないだろうということで、コンポストを設置することにしたのだ。帰り際のバタバタした時に簡単に捨てられれば楽だし、地面が掘れない冬でもコンポストが埋まっていなければ、生ゴミを持ち帰らなくても済むのは大きなメリットだ。

コンポストは直接土の上に置く、ゴミ箱のようなものだ。中で土と生ごみを混ぜることで水分を減らし、好気性の微生物によって分解、減量して堆肥に変える、エコロジカルなシステムだ。通常なら土の上において、周囲を軽く埋めるだけで良いのだが、すでにキツネやイノシシに目をつけられている以上、かなりの重装備にし、周囲を保護しておいたほうが良い。

10cmほど地面を掘り返して、平らに整地してから、コンポストが載る部分に大き目の石を5-6個並べる。基礎の代わりだ。その上にコンポストを載せ、水平を確認してから、周囲に土をかぶせて位置を固定する。コンポストそのものはプラスチックで軽いから、イノシシの鼻で押されたらひとたまりもない。コンポストの周囲には、大き目の石を積み上げ、石段のようにしておく。こうすればイノシシでも掘り返すのは難しいだろう。

推奨される設置法では、コンポストの底を掘り下げておくことで蓄えられるゴミの量を増やせるとあるが、せいぜい月に数日で、かつ調理済みのお惣菜で済ますことが多いから、生ゴミの量は大したことはない。購入したコンポストは130リットルあるから、おそらく1年間は大丈夫だろう。一杯になったら、掘り返して別の場所に移すか、中の堆肥を掘り出せば良い。 

冬の積雪や凍結があるとどうなるか、基礎と言ってもそれほど深くは埋めていないので、春になったら、もう一度設置し直さなければいけないかもしれない。

それはその時のことだ。

 

コンポスト.jpg 


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