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確定申告 [ぶつぶつ]

確定申告の時期になりました。

普通のサラリーマンですから、家を購入した時くらいしか確定申告をしたことがありませんでしたが、ふるさと納税制度が始まって、5か所以上の自治体に寄付をすると確定申告が必要になりました。もっともちょうどその頃にマイナンバーカードが始まり、カードリーダーを使って自宅のPCから「e-Tax」申請ができるようになり、税務署に行って申請をすることはありませんでした。

今年は、ちょっと面倒な案件があり、e-Taxで入力し始めたものの、分からないことがあり、税務署に相談にいくことにしました。近くの税務署を調べてみると、この時期の相談は事前予約が必要であることが分かり、さらに予約はLINEからの枠が多くてお勧めとありました。

LINEで「国税庁」をお友達登録をして、チャット形式で答えて所在地や税務署を選び、日時を選択すると予約ができます。ちょうど翌日の朝9時半に1つ空きがあって、予約ができました。

当日、税務署に行くと、すでに長い列が出来ています。列に並んでいると、担当者がLINEでの登録画面を確認し、所定の列に誘導してくれました。事前予約を知らずに来て、もめてるおじさんがいました。まあ、いますよね。私もサイトを見なければ、まずは来てましたから。

確定申告に来ている人は、御老人がほとんででした。自営業の方を除くと、皆さん、年金収入が主だと思われますが、年金受給者で公的年金などの収入が400万円以下で、かつその他の所得が20万円以下の場合は確定申告不要のはずです。皆さん、たくさん年金をもらってらっしゃるのか、はたまた医療費やふるさと納税などの控除があるのか。今回なるほどと思ったのが、税務署に来ても、申請はパソコンで行うので、そもそも自宅にパソコンがなかったり使えない人は申請できない仕組みです。そうした方は税務署に来て列に並ばざるを得ないので、お年寄りが多いのではないかと思いました。

相談窓口の列に並ぶこと15分。案内されたカウンターで内容を説明すると、別のカウンターで専門家の説明を受けて欲しいと言われ、そちらで待つことさらに20分。結局相談を開始できたのは、予約した9時半から35分すぎた10時10分でした。そして担当者の人が電卓片手に色々と計算をしてくれて、申請のための数字が揃ったのは10時半。そこからさらに自分でe-TAXに入力するためのパソコン待ちの列に並び、15分。入力を始めると、やっぱり分からないことが出てきますが、近くに入力をアシストしてくれる人がいて、手を上げてはその人に教えてもらい、およそ15分で入力が完了。入力したデータをその人に確認してもらい、問題なければ印刷コーナーに移動し、そこで出力をし、必要な書類をホチキスで留めてもらってまた確認。内容に間違いがなければ終了です。終わったのは11時半でした。結局2時間かかりましたね。一仕事です。

さすがだなと思ったのが、相談窓口の人の対応。かならず紙に手書きで数式を書き、電卓で計算して記入。さらに同じことをもう一度やって、間違いのないことを確認していました。それが最初の説明員さんだけでなく途中や最後の確認の人まで、何度も何度も数字をチェック。やっぱり税務署ですからね。間違いがあってはいけません。

それにしても、パソコンでの入力カウンターでは、ほとんどのご老人は説明員の人に全部やってもらてました。この時期だけ、アルバイトで来ているのでしょうが、この光景を見ると、マイナンバーカードが普及しないわけも分かりました。パソコンがない方にはスマホからも申請できますと謳ってますが、パソコン画面でもややこしいのに、スマホ画面でなんて、とてもやる気になりません。今の若い人がお年寄りになる30年後くらいの普及を目指しているのでしょうかね。

e-TAXの画面も、もう少しユーザーフレンドリーになって欲しいです。言葉も難しいし、どの項目を選ぶのか、いくつかのケースごとに誘導してくれると良いのですが、自分で複数の選択肢から選べと言われても、難しい場面が多かったです。


確定申告.jpg

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