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メルセデスC220dのびっくり ④ ドア [メルセデス]

メルセデスでよく言われるのが「ドアを閉める音が良い」ということ。

車体の剛性が高いからで、その反面、ドアの開け閉めはどっしりと重いのかと想像していましたが、殊の外、軽いです。ドアを開けて乗り込みドアを閉めると、ドアが車体と一体化して、車内が守られる感じ。重たいドアをしっかりと支えて固定しているヒンジ部品はアルミ合金の削り出しでかなりの厚さがあり、簡単に歪まなさそうです。日本車に比べてドア剛性が高いを言われるドイツ車ですが、速度無制限のアウトバーンでの安全基準が活かされているのかもしれません。
ヒンジの下のフレックスチューブには電装部品の配線が入っています。その太さからもパワーウィンドウやライト系以外にもスピーカー、パワーシートやシートヒーター制御などの多種の電装部品が装着されていることが伺い知れます。
キーロックと解除がドアノブに触るだけでできるのは「キー」のところで触れたとおり。これは運転席だけではなく、助手席や後部座席のドアでもOK。お金かけてますね。そして夜間など暗い場所だと解除後にすべてのドアノブがLEDで照らされて位置が分かるようになっています。同時にドアの下方の足元も照らしてくれます。ウェルカムライトだそうですが、キーのボタンで解錠した場合と、ドアノブタッチで解錠した場合の光り方が違っています。
キーで解錠した場合は、車よりも離れたところから作動させたと認識するのか、ヘッドのデイライトとリアのブレーキランプが点滅し、ドアミラーが開きながら点滅します。その次に上記のドアノブとサイドミラーのLEDが光り、さらに少し遅れてから室内灯が点灯するというシークエンス。ドアノブに触れて解錠した場合には、ヘッドのデイライトは点灯しません。こうしたちょっとした違いにも「なかなかよく考えているなぁ」と感心してしまいます。普通ならドアを開けることで物理的にスイッチが入り室内灯が点灯する仕組みですが、メルセデスではドアを開けなくても室内灯が点灯します。そして何もしないでいると、しばらくしてから自動でキーロックがかかり、ドアミラーも点灯しながら格納されて、室内灯が消えます。間違えてロック解除しても、触らなければ元のロック状態に戻るというわけです。
ドアを開けると車体の下側、「スカッフプレート」と呼ばれる部分に「Mercedes-Benz」という文字が光って浮かび上がるのも洒落ています。ドアを開けたとたんに明るく光り、しばらくすると光度が下がって光り続けます。こうした細かな気遣いに感服です。
フロントドアはジュリエッタと比べて4cm短くて110cmを切りますが、大きく開くため乗り降りは楽です。そして乗り降りのしやすさには、中のシートも関係するのですが、それはシートのところで。
こちらにも、びっくりする仕掛けがありました。
ドアヒンジ.jpg
ドアオープン.jpg

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