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884研ツアー第五弾 広島編 (1) [ぶつぶつ]

出発の羽田空港ではANAのラウンジへ入り、朝からビールをいただきました。今回はレンタカーの運転がないので、アルコールOKです。寛いでいると朝日が昇ってきました。

搭乗は定刻でしたが、セキュリティゲート混雑で搭乗遅れがあり、出発は15分遅れ、到着も10分ほど遅れてしまいました。好天の土曜日で旅行者が多かったようです。

広島空港は山の中にあります。帰りにバスの中から撮った写真を見ると、滑走路へ誘導する進入灯が、まるで鉄橋のように深い谷に伸びています。こんなところに良く飛行場を作ったものです。山の中に舞い降りるように広島空港へランディングし、ちょっと早く着いたJALで来たEG君と合流して呉駅行のバスに乗り込みました。

呉まではちょうど1時間、10時に到着しました。出迎えてくれたKD君と一緒に駅の南側にある「大和ミュージアム」まで移動し、入場券800円を買って中に入りました。最初に見える大きな大和の模型の前で10時からの見学ツアーに参加している他のメンバーと合流でき、一緒に館内を案内してもらいました。日本の海軍の創設期から、軍の拡張、さらに大戦艦化しながら戦争へと進んでいった50年間と、その流れに翻弄された人々に思いを馳せました。

あまり歴史を勉強して来なかったので、たとえば日露戦争で日本がバルチック艦隊を破った時の戦艦は、すべて海外から購入したものだったことや、この勝利が、後に海軍の大型戦艦主義につながり、航空機が主役となった第二次世界大戦での敗北につながったことなどを知りました。大型戦艦主義といえば、先日見た「アルキメデスの大戦」でも出てきた言葉で、いろいろな解釈があるとは思いますが、なるほどと思いました。

見学ツアーは1時間の予定だったそうですが、説明の方の力が入ったのか、終わったのは1時間45分後で、だいぶ予定をオーバーしてしまいました。とても熱心に説明してくれたのは船の機関長をされていた方で、日本最大のタンカーだった日精丸にも乗船されていたとのこと。大和の造船技術が、戦後の高度成長を支えた石油の輸入に生かされたことに誇りをお持ちでした。戦争兵器を美化、正当化するつもりはありませんが、確かに軍需産業ほど最先端の技術開発の場となっているのも事実だと実感しました。

続いて向かった「海上自衛隊呉史料館 てつのくじら館」では、あまり時間がありませんでしたが、名前のとおり、くじらのような大きさの潜水艦の中を見学することができました。外から見た時には、ただの張りぼてかと思っていましたが、退役した実際の潜水艦「あきしお」を陸揚げして設置したもので、外観とは裏腹に中は狭く、ベッドの高さは、顔の上10㎝に上の段が迫るほどで、幅も肩幅の広い人ははみ出すのではと思うほどでした。こうした厳しい環境の中、機雷除去などの任務にあたられる自衛官の方には頭が下がります。少し駆け足で見学を済ませ、12時半にはランチのお店に向かいました。

向かったのは、呉駅ビルの1Fにある「徳兵衛」さんです。こちらは鉄板焼き、お好み焼きのお店で、オーダーしたのは、もちろんお好み焼き。豚肉玉子イカ天のそば入りにしました。890円。牡蠣料理もありましたが、ここは我慢して、翌日に備えました。大きな鉄板のあるテーブルですが、焼き上げたものを運んできてくれて、熱い鉄板の上で切りながら、おたふくソースをかけていただきました。もちろん美味でした。そういえばビールを頼んだのは私とAD君だけでしたが、これで土曜日は三食ともビール付きになりました。

ランチ後には呉中央桟橋からフェリーで広島港へ向かいました。フェリーは松山の「旭洋丸」で、松山から呉を経由して広島に向かう航路で、呉から広島は45分の船旅です。日差しが強かったものの、揺れもなくて快適な旅でした。広島港からは市電で市内へ。

いよいよ、初めて原爆ドームを見に行きます。


広島往きANAラウンジ.jpg

羽田夜明け.jpg

広島空港進入灯.jpg

大和.jpg

てつのくじらの前.jpg

徳兵衛.jpg

徳兵衛ビール.jpg

徳兵衛お好み焼き.jpg

旭洋丸.jpg

旭洋丸船内.jpg

広島行市電.jpg

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