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疾走 EF66 [ぶつぶつ]

朝の通勤時、何気なく車窓を眺めていたら、並走する線路を貨物列車が疾走して追い抜いて行きました。

けん引していたのはEF66-113。

国鉄の電気機関車全盛期の最後の主力機関車ですね。ネットで見ると、ブルートレインが人気で14両編成化し、それまでのEF65では力不足になったために開発された電気機関車とあります。昔懐かしいEF66とは少し顔が違いますが、以前はこうした大型電気機関車が長い客車列を引張って日本中を走っていました。

そのブルートレインも、今年の3月には「あけぼの」(上野ー青森)が廃止され、最後のブルートレインとなる「北斗星」(上野ー札幌)も、来年3月には廃止されることが決まっています。

そうしたブルートレインをけん引していたEF66も、今度は重たい貨物を黙々と運んでいるということでしょうか。

車両の老朽化と新幹線の北海道延伸がブルートレイン廃止の主な理由だそうですが、一方でJR九州の「ななつ星」やJR東日本などが計画している豪華寝台列車の人気はうなぎ昇りで、数十万円もする予約券が「プラチナチケット」として争奪されているそうです。

鉄道に求められるものを「スピード」と「快適さ」で突き詰めていくと、そうしたことになっていくのでしょうが、「ちょっと遅い」、「ちょっとガタゴトする」ところにも鉄道の魅力を感じてしまうのは、単なる天の邪鬼か、年寄りの哀愁か。

こうして重たい貨車を引張って疾走する雄姿を見ながら、つらつら思いを馳せました。 

 

EF66.jpg


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