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深夜に粉雪の舞うような [十ノ原]

冬の菅平の天気予報は難しく、大陸から冷たい高気圧が張り出した冬型になった場合でも、好天になることが多い。日本海からの湿った空気は、妙高や戸隠の山々が壁となって雪として振り落とされ、抜け道となる信濃川沿いでも、豪雪となるのはせいぜい飯山から中野あたりまで。それより南側では、それほどの雪は積もらない。

一方、関東地方が雪となるような南岸低気圧や東側高気圧の気象条件でも、軽井沢を超えて雪雲が流れ込むことはない。みぞれ交じりの中を関越道を進んで来ても、碓井峠を越えて軽井沢まで来ると、天気が回復していることが多い。

本州のほぼ真ん中、高い山に囲まれた菅平は、氷点下40℃以下も記録したことがある極寒の地だ。そこに降る雪は、海からの湿った空気が冷やされて出来るのではなく、真夜中に空気中の水分が冷やされて、パラパラと地表に舞い降りて来るような、そんな雪になる。

今朝のような天気の良い日には、放射冷却でグッと気温が下がり、好天でも地表にうっすらと雪が積もっていることがある。霜が降りたように見えるが、車のフロントウィンドウには1cm近くの粉雪が積もっているから、やはり雪が舞ったのだ。

今回も、三日目の朝は、そんな朝景色だった。

いよいよ、十ノ原も厳しい冬を迎える。

 

十ノ原雪.jpg


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