箱根駅伝 [ぶつぶつ]
今年も箱根駅伝に見入ってしまった。
もう何年も正月というと箱根駅伝をちらちらと見ながら過ごしている。オリンピックでもマラソンはそれほど見たいと思わないし、元旦のニューイヤー駅伝や名古屋から伊勢までを走る全日本大学駅伝を毎年見ているわけではない。箱根駅伝だけ、なぜか別格なのだ。
東京から横浜、小田原とよく知っている生活圏がルートになっている、母校が出ている、といった理由もあるが、やっぱり駅伝の醍醐味である襷を繋いでいくことが、1920年から90年も続いているという重みが面白くさせるのだろうか。毎年の記録更新に表れているようにトップクラスの選手が箱根を目指して来ているし、新しい大学も含めて予選会で半分の参加枠が決まるというダイナミックさも面白い。一旦レースが始まれば、順位争いはもちろんのこと、区間記録やシード権争い、復路になれば繰り上げスタートで襷が繋がるかどうかのドキドキもある。個人記録あり、団体記録あり、過去記録の更新ありで、見ていて飽きない。
数十秒の差があっても、相手が見えると一気に詰めてこれるのが駅伝の醍醐味だ。一方でペース配分を間違えると9区の神奈川大学のように、あと10mというところで意識が朦朧として転倒し、襷が渡せるかどうかといったことにもなりかねない。解説の瀬古さんも「何が起こるか分らないのが駅伝」と連呼していたが、その通りだった。
それにしても、今年の東洋大学は強かった。5区の柏原の山登りも凄かったが、大きく引き離して独走しながらも果敢に攻めて9分のタイム差で優勝とはおそれいった。
脱帽です。
2012-01-07 15:25
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