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スカイツリー [ぶつぶつ]

今、四季の移ろいを感じるのは夜明けの空だ。

5時前に家を出て駅まで30分歩くのだが、最近は玄関を開けると外は真っ暗だ。7月だと日の出は過ぎていたし、9月初めでもかなり明るかった。秋分を過ぎるとつるべ落としというが、夕方の日暮れが早まると同じように朝の日の出も一気に遅くなる。日の出や日の入りの時刻の変化率が一番大きい春分や秋分の近くだと、毎日1-2分くらいのペースで時刻が動く。9月下旬だと、2週間で日の出は15分遅くなり、日の入りは30分早くなる。

以前、特に子供の頃は、夕方になって夕焼けの時刻が早くなることで秋の訪れを感じたが、最近は少なくなった。本社のビルは西日を避けるために、午後は早い時間からブラインドが自動で閉まり始め、15時を過ぎると全閉になってしまう。19時過ぎに再び全開になるが、その時にはすでに日は沈み、暗闇の中に車のライトやビルの明かりが映るだけだ。

次第に周囲が明るくなる中を歩き、運が良ければ、きれいな月や明けの明星を眺め、駅に到着する頃にはだいぶ明るくなっている。今頃だと駅についてもまだ日の出前だから、電車の中から朝日を拝むことになる。

会社に着き、窓から都内を眺めると、北東方向にスカイツリーが見える。やや逆光気味で、朝靄に浮かんでいる。近くに見えるビルが40階建てだから、その高さは群を抜いている。

東京の日の出が一番遅くなるのは、年が明けた1月10日頃で、午前6時51分だ。今の電車だと30分以上前に東京駅に着くことになり、オフィスについて仕事の準備をしているうちに日の出を迎えることになる。スカイツリーの見え方も変わるだろう。冬の乾燥して澄んだ空気になってくると、先端から朝日に照らされる姿を見ることができるかもしれない。

早朝の誰も居ないオフィスで、スカイツリーや新宿副都心のビル群を眺めるのも、最近見つけた僕の楽しみなのだ。

 

スカイツリー.jpg 


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