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とびひと森林浴 [番外編]

日本を出発する数日前からとびひのような症状が出ていた。

おそらく富士山登山やその後の出張準備で深夜帰宅が続いたことで体の抵抗力が落ちていたのだろう。手や足にぽつぽつと水疱が出来て、痒い。掻くとそこが赤くただれて広がっていく。出発前日に健康管理室へ行って薬をもらってくるつもりだったのだが、忘れてしまった。しかたがないので、バンドエイドを大量に持って、家にあったVG軟膏を持って出張に来ている。

掻いたら悪化するという理屈は分かっているのだが、がまんできないので、赤い斑点は増えてしまう。悪化した部位は1cmくらいの大きさになってしまった。バンドエイドを貼って接触を避けるとかゆみも治まっているが、問題はバンドエイドの数だ。そろそろ残りの日程を考えて、どの部位にバンドエイドを貼るか、できるだけ長持ちさせるかを考え始めないといけない。

と思っていたのだが、ここに来て急に良化してきた。体の自然治癒のタイミングだったのかもしれないが、ちょうどこちらのスタッフが気を利かせて持ってきてくれた9月4日の日経新聞を読んで、はたと気が付いたのだ。

森林浴だ。

ホテルはうっそうとした森の中にあるので、きっと生理活性物質が出ているに違いない。確かに日曜日の午後に森の中をぶらぶらした時に、とびひが乾いて赤みも薄くなった気がしたのだ。

うーん、森林侮り難しだ。 

 

ドルチェ部屋.jpg

ドルチェ森5.jpg

ドルチェ森4.jpg 


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