電子レンジ逝く

電子レンジが逝った。

ボタンを押すと、ライトがついて音もするのだが、一向に温まらない。家内に聞くと、以前から温まりにくいことがあったらしい。

現在の家を購入してからちょうど１１年半になるから、いろいろとトラブルが出始める時期だ。この前はガス給湯器の湯温が不安定になって、業者さんにチェックを頼んだ。その時には特に不具合は見つからず、様子を見ましょうということになったが、そのうちお湯が出なくなるかもしれない。耐久消費財といっても、１０年を過ぎるとぼちぼち壊れるものが出てきてもおかしくない。

電子レンジは流し台に組み込まれたガスコンロの下に入っている、いわゆるビルトイン型だ。電子コンベックといって、ガスオーブンと電子レンジが一緒になったタイプだから、交換するとなると結構大事だ。

ネットで現状品と同機種を調べてみると、値引き後で１２万円くらいする。それに交換費用が４万円で、合計１６万円だ。業者さんからは、「上のガスコンロも、すでに１０年以上経って交換部品がないので故障すると買い替えになります。出張費用を考えると、今回一緒に交換されたほうがお得ですよ」と上手に勧められる。

どうせガスコンロを替えるなら、掃除の楽なガラストップにするか。値段を聞くと７万円だという。温度コントロールが出来たり、魚グリルも自動で両面焼きと、ずいぶん進歩しているようだが、

全部で２３万円！

うーん、どうしたものか。どうせ必要なものなら、この際どーんと直すべきか？

と、ここで家内から待ったがかかった。

だいたいオーブン機能はほとんど使っていないし、電子レンジ機能だけの単体なら１万円から買えるんじゃないの？もったいないでしょ。

まあ、普段お使いの奥様がそうおっしゃるなら、別に構いませんけど。モノがあふれている棚を片付けて、レンジを置く場所を作れるのか、そっちが心配です。

結局、今回は単体の電子レンジで済ませることにした。ネットで調べ、予算３万円くらいで目星をつけて、実物を確認にビックカメラへ行く。たぶんネットで買ったほうが安いだろうけど、実物を見ておかないとね。

と、店頭に買おうとしていた機種の型落ち品が特別割引で並んでいる。スチーム機能は弱いが、２万円と安い。これ、なかなか良いんじゃないの。この値段ならネットと変わらないし、いくつか他の機種も見て、最終的に購入となった。在庫もあり、翌日発送で月曜日には届いた。

ついでに、以前から気になっていた電気ケトルも購入し、ばたばたと家電を買い込んだ一日になってしまった。