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米国出張 2015第1回 (5) [番外編]

サンフランシスコ3日目もHaywardで会議です。

今日は、夕方に東部から合流する同僚をサンフランシスコ空港でピックアップしてからホテルまで連れてくるため、レンタカーを運転して向いました。

San JoseからHaywardまで、普段ならサンフランシスコ湾の北側を走る880号線で行くことが多いのですが、今回は280→85→101と、いつも渋滞しているサンフランシスコへの大動脈ルートがナビに出てきました。あまり考えずにナビ通りに進むと、多少は渋滞したものの、無事に1時間ちょっとで目的地に到着しました。同じSan Joseに住む現地の人には880経由で2時間近くかかった人もいて、普段は45分で着くのに、とんでもない渋滞だったと言ってました。3件の事故の影響だったのだそうですが、こちらのナビは優秀で、最新の渋滞情報で最適ルートを示してくれたようです。

2日目の会議も順調に終わり、17時にはHaywardを出て、サンフランシスコ空港へ行き、同僚をピックアップしてから、本日のDinnerの店に向かいました。昨日と同じSan Mateo、VAULTのすぐ近くにあるイタリア料理のお店、Coppaです。

San Mateoの飲食街はいつも駐車スペースを探す車で混んでいます。道路の両側に斜めに駐車できるようになっていますから、出そうな車があるとその後ろで止まって待つため、すぐに渋滞になってしまいます。しばらくぐるぐると回りましたが空いたところがなく、しかたなくパーキングビルの中に入れることにしました。日本と同じで入口にゲートがあってチケットを取り、中に止める仕組みです。

車を止めて5分ほど歩いて店に到着しました。

今日は会社の同僚ばかりなので、気楽なパーティーです。イカのフリッターやピザにチーズ、ビーフラビオリ、グリルドチキンなどをオーダーしつつ、ワイワイ飲みました。といっても車を運転するため、せいぜいビールはコップに半分、ワインも一口二口止まりでした。

パーティーが終了したのは21時半過ぎで、車を停めたパーキングに行ってみると、シャッターが閉まっています。係員がいるわけでもなく、中に入れません。これはまずいことになったとしばらく入口にいたら、中から出てきたアメリカ人がドアを開けてくれて、車の出し方を教えてくれました。中の精算機にチケットを入れて精算してから、車をゲートまで持ってきて精算済みのチケットを機械に入れると中のゲートが開く。その後、ゆっくりと車を閉まっているシャッターの前まで進めると、センサーが感知してシャッターが自動で上がるのだそうです。

どうなることかと心配しましたが、ちゃんと車が出せて良かったです。

酔っぱらった同僚を助手席に乗せて、無事ホテルまでたどり着きました。

あと一日で、会議も終了です。

 

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米国出張 2015第1回 (4) [番外編]

サンフランシスコ2日目のスタートです。

訪問先はサンフランシスコ湾の反対側、Haywardにあるベンチャー企業です。実は前日の夜の内にメールが入っていて、Dinnerを一緒に食べようということで、飲酒運転を避けるために、Sun Joseに住んでいる部長さんがホテルまで迎えに来てくれることになりました。

会議も無事進み、夜はサンフランシスコ湾を渡った飛行場近く、San MateoのVAULTでDinnerです。ここは以前にも来たことがあるお店でした。(ベルギー・アメリカ出張(6) 2014-09-20)

スターターは皆のシェアで、鮪のタルタルを乗せたチップスと、イカのフリッターで、まずはビールで乾杯です。その後、メインには「Chipotle Rubbed Skirt Steak」をオーダーしました。Skirtというのはお腹の下の方の肉で、Plateとも言いますが、脂身の多い肉です。アメリカではあまり好まれないようですが、日本人的にはちょうど良い脂で柔らかく、また味付けもペッパーが効いていて美味しかったです。また、かなり美味だったのがフレンチフライ。メニューにはFresh Cut French Friesとありましたが、太めのカットで、確かに外はカリッと、中はホクホクでした。糖質的には控えるべきでしたが、ケチャップをたっぷりつけて、半分以上食べてしまいました。

ワインは2010年のJordanと2011年のHALL。どちらもナパのカルベネ・ソーヴェニオンで、フルボディーで美味でした。Vivinoでチェックすると、前者は12,000円、後者も6,000円もしていました。なかなか個人では飲めないランクです。

美味しいお肉にワインで歓談していて、ひょんなことから「NHKのマッサン」の話になり、今日本ではニッカウィスキーが品薄になるほどだと言ったところ、これが一番というウィスキーをご馳走してくれました。スコッチ シングルモルトのLAGALUVIN 16年。ストレートで口に含むと、かなりスモーキーで、一口目は「うっ!」という感じでしたが、後から口の中にバニラの香りや甘みが広がってきて、なかなか美味しかったです。

美味しい料理にお酒と歓談で、かなり酔っぱらってホテルまで送ってもらいました。

 

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米国出張 2015第1回 (3) [番外編]

先週のフランスベルギー旅行のブログを忘れないうちに仕上げるため、こちらが遅れてしまいました。ご容赦。

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定時前到着に加えて、入国審査もガラガラで、スムースに手続きを終え、16時45分にはレンタカーカウンターまで来たのですが、そのあとが色々と大変でした。

毎回思いますが、アメリカのレンタカーの貸し出しでは、カウンター担当者の当たり外れがあって、すぐに終わる場合と、とても時間がかかる場合があります。今回は後者で、事前に会社から予約を入れてあるのに、結局小一時間もかかりました。

カムリクラスを予約していたのに、まずはベンツはどうだと言われ、事前の予約よりも$200も高い値段を出してきました。「カムリと同じ値段ならいいよ」と答えると、プレミアムロードサービスやGPS(ナビ)の料金を割引にして「$700でどう?」と言うので、「じゃあOK」と言って待っていると、しばらくキーボードを操作して「今清掃中だから、1時間かかる」と言い出しました。そんなに待てないから別のにしてくれと言うと、次に出してきたのがSUV。値段もなぜか$720と高くなっていて、「仕事で使うのだから$600くらいの普通のフルサイズカーで良いよ」と言うと、結局「Impala」というシボレーのセダンが$630で出てきました。

大きな飛行場では膨大な数のレンタカーが出入りし、戻ってきた車はすぐに点検清掃して貸し出すので、予約と言っても特定の車を確保するわけではないようです。だからこそ追加オプションの割引などの裁量権が窓口スタッフにあってベンツでも値下げして出せるのでしょうが、タイミングが合わないと、今回のようにちょうどの車が見つからずに時間がかかることになります。

やれやれと思いきや、トラブルは続きます。

やっと車が決まり、駐車してあるロットへ行くと、貸し出しの車のエンジンがかけてあります。乗り込んでスタートしようと思ったら、ナビが動きません。なぜか行き先をインプットするところで電源が切れてしまいます。仕方がないので、ナビを取り外して、再び荷物を引きずってカウンターに戻り、「このGPS駄目だよ」と言うと、「あちらのマネージャーに聞いて」というので、さらに100m先のカウンターへ。状況を説明すると、なんとその場では電源が入ります。「パーキングの中はコンクリートで電波が弱いからで、屋外に行けば大丈夫よ」という、ありそうでなさそうなおばちゃんの言葉を信じて、再び車へ戻り、走り出しましたが、やはり屋外でも電源が入りません。

ナビなしでサンフランシスコを走り回る自信はないので、近くのスーパーの駐車場に入れて、もう一度良く確認したところ、シガーソケットに差し込んだ電源の通電ランプが光っていないことが分かりました。どうやら電源が供給されないのですぐに切れてしまうようです。ちょうど持っていた携帯用の外付け電源が同じUSBコネクターなので、それを差し込んだところ、何もなかったように動き出しました。

胸をなでおろし、ホテルの住所をインプットして走り出しました。

夕方のベイエリアは半端ない渋滞でしたが、101→380→280と進み、Santa Claraにあるホテルに到着したのは19時近くでした。

チェックイン後、今回の出張メンバーと合流し、歩いて行ける近くの中華で夕食を取りながら作戦会議をしましたが、なんとビールが置いてありません。アルコール抜きの健全な夕食になりました。

その後、ホテルの近くのセブンイレブンに立ち寄って、缶ビールとビーフジャーキーを購入して帰りました。ちなみに、このバドワイザー、25FLOzで750mlも入っています。日本の大瓶よりも量が多くて、しかも値段は$2.5。二本買えば$4になっていました。日本の半額です。

ホテルの部屋で飲んで、長い一日が終了しました。

 

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米国出張 2015第1回 (2) [番外編]

搭乗開始は23時35分で予定どおりでしたが、ドアが閉まったのは出発の0時05分を5分ほど過ぎていました。どうやら一人乗らなかった人がいたようです。

搭乗手続きをしているのに連絡なしで乗らないというのは困りますが、何かアクシデントがあったのか、深夜の海外便ですし、時間が来たからすぐにゲートクローズというのも難しいのかもしれません。最終的には機長の判断でしょうが、このあたりは「お客様サービス」の視点でも難しいところです。

街中のバスでさえ、定刻を過ぎて走ってくるお客を乗せるのがサービスなのか議論があるところです。もちろん、遅れた人にとってはありがたいのでしょうが、すでに乗っている人、特にギリギリで走り込んで間に合わせた人にとっては、「どうして時刻通りに出発しないのか」という不満になります。

今回の5分待ちというのは、適当な判断だったと思います。たぶん10分も待たされると、乗っている人はイライラし出すでしょうし、サンフランシスコには遅れなく、むしろ15分早く着きましたから、見事な時間配分でした。

それにしても、今は携帯で位置情報をチェックできるので、お客様がどこにいるのかチェックして事前に遅れそうな方にアシストをするような仕組みがあっても良い気がしました。搭乗手続き時にスマホをかざしてもらって、空港内の居場所を特定できるようにするとか、搭乗券にICチップを埋め込むとか手はありそうです。アクシデント対応やセキュリティーの点でも空港内の個人の場所の特定は許される範囲かと思いますし、200ポイントマイレージサービスとか、何か特典を付ければ皆さん喜んで協力してくれそうな気がします。何人ものグランドスタッフが走りまわるコストや、なによりフライトの遅延コストを考えたら、よほど安いかと思います。

で、機内の様子ですが、さすがにMid night便だけあって、シートベルト着用サインが消えると同時に寝る人が多かったようです。簡単なスナック(2種類のカナッペとオニオンスープ)に飲み物が出てきて、映画1本(トワイライト ささらさや)を見ましたが、途中でフルフラットシートにしてぐっすり眠ってしまいました。

6時間ほど、日本の朝6時過ぎに起きて、もう1本映画(舞妓はレディ)を見ながら洋食の朝食を頂きました。こちらもフルーツの盛り合わせに、オムレツ、ソーセージ、野菜と、いたってシンプルなものでした。

羽田のラウンジでしっかりと夕食を食べたこともあって、十分に満足のいくものでしたが、さすがに普段のビジネスクラスの食事と比較すると、物足りない感は否めません。ビジネスクラスですから、少量でも、もう少し凝った料理があっても良いように思いました。

サンフランシスコ空港への到着は15分早い16時10分。相変わらず定刻到着で良いフライトでした。

さらに今回はAD君が大喜びするような機内サービス環境でしたが、ほとんど寝ていくようなフライトで、恩恵に預かる機会も少なく、ちょっと残念でした。

 

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米国出張 2015第1回 (1) [番外編]

欧州旅行から帰ってきたばかりですが、半年ぶりにサンフランシスコへ出張です。

前回は去年の9月で、ブリュッセルからの移動でしたが、今回は羽田とサンフランシスコの往復です。

JL002便は真夜中の0時05分に羽田空港を出て、前日の夕方16時過ぎにサンフランシスコに到着するという、言わば、ビジネス専用便です。帰国便となるJL001便も、SS7となった昨年12月からは、サンフランシスコを0時45分に出発し、羽田到着が翌日の早朝5時00分となっています。去年の9月の出張の際はロサンゼルス経由でしたし、確か前回JL001に乗ったのは去年の3月で、その時はサンフランシスコを19時頃に出発して、羽田に21時過ぎの到着でした。往復とも真夜中発というのは初めてです。

今回はチケットの都合もあって、火曜日の仕事を終えてから、そのままJL002便に搭乗し、帰りは土曜日の真夜中にJL001便に乗り、月曜日の早朝に羽田空港着、そのまま出社という、なかなかハードな旅程です。

往復とも深夜に離陸するため、機内ではいつものようなフルコースの食事はありません。離陸後には自分の好きな軽食をオーダーし、着陸前に朝食が出るようです。

ということで、ラウンジでは毎回のビールにナッツではなく、しっかりと夕食を取ることにしました。牛丼はご飯を控えて牛皿にしました。

では、行って参ります。

 

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都会の昼食(186) Soup Stock Tokyo 野菜と鶏肉のトマトシチュー [都会の昼食]

ずいぶんと前に訪れた店ですが、冬の寒い日にはぴったりのスープのお店です。

OAZOのB1にある「Soup Stock Tokyo」です。チェーン店で、都内だけでも32店舗、東京駅近くも訪れたOAZO以外に丸ビル、コレド日本橋、有楽町と沢山あります。

もちろんスープの種類も豊富で、オーダーした「野菜と鶏肉のトマトシチュー」以外に、ブリュッセルで食べてきた「オマール海老のビスク」や「東京ボルシチ」「鶏のポタージュ」「黒豆納豆のチゲ」と、読むからに美味しそうなメニューが並んでいます。

セットメニューはレギュラーカップにご飯かパンかフォカッチャがついて780円ですが、スープがダブルになるスープストックセットは950円、カレーとスープのセットが1,150円などです。

オーダーしたのはラージカップの単品で800円。トマトの酸味を優しく包むクリームたっぷりのスープに心も体も癒されました。

 

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結婚30周年記念旅行 (おまけ) [番外編]

いろいろとあった旅行も終わり、無事に帰ってきました。

さて、何から書こうかと整理してはみるものの、あまりにもたくさんのイベントがあって、時間がかかりそうです。 

ということで、パリとブリュッセルで買ってきたお土産の紹介を先にして、残りはぼちぼち遡ってブログにアップの予定です。

まずは長男のリクエストのマフラーと、次男のリクエストのポーチ。家内は春もののニット。一番高かったのは次男のポーチで、イタリア製でした。

次は、以前から探していたReidelのデカンタに、ランプシェード。中のろうそくを燈すと蝶の柄が浮き出てきます。あとは最近流行っているらしいKusmiの紅茶。

オルセー美術館で買ったドガの絵のコピーは、家内が一番見たかった絵でしたが、ちょうど貸し出し中で、見れませんでした。あとは街中で見つけた、それはそれはかわいいカード。パリらしいデザインです。

続いてはベルギー編。まずはお決まりのチョコレート。ピエールマルコリーニは、会社の同僚が30周年祝いにくれたものです。珍しいのは03、25と番号の打たれた箱のチョコ。アントワープで見つけた小さなチョコレート屋さんのもので、ルバーブやレモンペッパーといった、変わった味のチョコです。

ベルギーと言えば、チョコとならんで織物や刺繍が有名です。買ったのはポーチ。グランプレスの近くにある織物屋さんで見つけました。右の2つの瓶はディップ用の香辛料。これに水とオリーブオイルを入れて混ぜるとディップになるそうです。かわいらしい缶に入っているのはバンドエイド。あとは小さなチョコに40%のリキュール。

最後はアントワープの洒落た装飾品のお店で手に入れたネックレスとブレスレットです。ブレスレットは長男次男のお友達用です。

こうしてみると随分と買ってきましたが、総額で780ユーロでした。

 

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結婚30周年記念旅行 (9) 了 [番外編]

いよいよ、これで最終回です。

JAL044便は19時の出発です。往きと同じ9AとCの席で、今度は窓側と通路側を交代して席に着きました。小雨の降る中、定刻の出発です。

機内食は、いつもの通りのお肉にしました。フォアグラとサーモンが添えられたサラダに続き、かなりボリュームのあるお肉が出てきました。もちろん赤身肉でミディアムの焼き加減ですが、それほど力を入れなくても切れる軟らかさでした。ソースは少し塩辛い感じでしたが、お肉だけでも美味しかったので、満足でした。

予想以上に美味しかったのが着陸前に頼んだカツサンドです。冷えると美味しくない脂身がなく、ヒレのようなお肉で、付け合わせのサラダも良い加減でした。

帰りの映画は往きに見残した「寄生獣」と「紙の月」を見て、最後にもう一度「ベイマックス」で締めました。さすがに疲れが溜まっていたのか、いつものようなペースでは見れず、途中でフルフラットシートにして眠りこけてしまいました。

羽田へは、45分早い15時15分のランディングでした。荷物もすぐにでてきて、これ幸いと京急とJRを乗り継ぎ、タクシーで自宅に到着したところで失敗に気が付きました。

空港のJALカウンターで借りたWiFiルーターを、返却するのを失念していたのでした。

すぐに電話すると元払いの宅急便で送れば良いとのことで、近くのセブンイレブンに直行し、事なきを得ました。

仕事でポンと往復するのとは違い、最後までトラブル続きでしたが、無事帰国できました。旅行社のツアーとは違って、かなり密度の濃い旅行でしたし、久しぶりの夫婦水入らずで1週間も海外で過ごし、30年の記念を記すことができました。

家内からは、早くも次はいつにするか、どこにするかという相談が来てますが、さて、どうでしょうか。健康に歩き回れることを考えると、あと15年、5年に1度として、3回ですね。

一度は昔住んでいた米国のペンシルバニアとサンノゼに連れて行きたいですし、もう一度は季節の良い時期に今回のアントワープとオランダあたりでしょうか。ギリシャやイタリアといった南欧もまだ行ったことがありませんし、長男が仕事で訪れた中東も行ってみたい気もします。

まあ、どこに行くにせよ、足腰を鍛え、お金を貯めることが先決です。

頑張らなければいけません。

 

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結婚30周年記念旅行 (8) [番外編]

いよいよ帰国する日を迎えました。

19日の朝はベルギーらしい朝食をと、グランプラス近くのファーストフードのお店「EXKI」へ出かけました。各種パンやサラダが並んでいて、プレートに好きなものを取ってからカウンターでコーヒーなどホットドリンクを入れてもらい、お金を払うスタイルです。クロワッサンにカプチーノ、サラダにしました。やはりクロワッサンは美味しかったです。2階の窓際の席からは何度も行き来したロイヤルギャラリーの入口が見えます。この先に色んなお店があって、それを抜けるとグランプラスでした。

ホテルに戻って荷造りをし、11時にチェックアウトしてタクシーでMIDI駅へ向いました。12時06分発のTGVでシャルルドゴール空港へ向います。

MIDI駅はスリが多いところで有名で、会社の同僚も何人か被害にあっています。周囲を見回しながら足早に待合室に入り、そこで出発まで過ごしました。定刻の10分前にホームへ上がると、すでに列車は到着していて乗車が始まっていました。2号車に乗り込み出発です。途中2駅ほど停車し、1時間40分ほどでシャルルドゴール空港に到着です。

シャルルドゴール空港では地下ホームからエスカレーターで2階まで上がり、エアフランスのチェックインカウンターに向かいました。

ここはすべてセルフチェックイン方式で、その後で有人カウンターに行って荷物を預ける仕組みです。アメリカのDeltaと同じですね。でも大きく違うのは端末の数。エアフランスのおひざ元空港にも関わらず、人出をかけていない印象です。しかもシステムが日本語に対応してはいるものの、途中で行き先空港の省略記号(今回はロンドンのヒースローでLHR)を入れさせたり、一緒の旅行者の情報の入力のタイミングが分からないなど、慣れていない旅行者には、とても不親切なものでした。

近くにいる係員に英語で聞きますが、フランス語なまりで、なかなか意思疎通が出来ません。しかたなく鞄からペンを取り出し、筆談で教えてもらいました。5分ほどかかって何とか入力を済ませ、出てきた2枚の搭乗券を受け取り、1枚を家内に渡し、荷物も預けて、さあ出国です。検査エリアの入口の係員にパスポートと搭乗券を見せ、自分は進みましたが、家内がついてきません。あわてて戻ってみると「これは搭乗券じゃないから通せない」と言われ、血の気が引きました。

良く見ると家内の搭乗券だと思って手渡したものは、ただのレシートで、実際には搭乗手続きをした場所の別の場所にいる係員にそれを手渡して搭乗券に交換してもらう必要があったのです。確かに大きな文字で「This is not a Boarding Tickect」と書いてあったのですが、端末の入力と荷物預けのことで頭が一杯で、良く見ていませんでした。

あわてて搭乗手続きをした場所に戻って、近くの係員に紙を渡すと、端末をパチパチ叩いて、今度は「個人情報が不十分と出てくるわ」と言われ、また驚きました。JALで手続きをしてあるはずなので、eチケットの控えを見せると、それを見ながらチェックをしますが、解決しません。最後に家内のパスポートをチェックして、やっと搭乗券が発行されました。

おそらく、往きの搭乗の際に明らかになった家内の英語のスペルが間違っていたことが原因だろうと思いますが、あの時に気が付いて良かったです。そのまま出発していたらロンドンのヒースロー空港での乗り継ぎでもトラブルになったでしょうし、帰国便でも、もっと面倒だったかもしれません。

搭乗券の問題を解決し、続いて出国カウンターに行くと、今度は私の入国スタンプがないと、これまた、とんでもないことを言い出しました。入国時に目の前でスタンプを押してましたし、スタンプなしで入国できるわけがありません。あわててページを繰って探しましたが、なかなか見つかりません。しばらく探して、やっと家内が見つけてくれて、無事の出国となりました。

写真の中の3つの黒い四角いスタンプが欧州の入出国スタンプで、右上のかすれたのが15年02月13日の入国スタンプです。だいたいこのページは2010年の頃のスタンプが押されたページで、出入りを示す矢印も薄くて分かりにくく、入国時の審査官の適当な対応が原因でした。夜中の22時過ぎの到着でしたし、疲れていたのかもしれませんが、大迷惑でした。

てんやわんやのチェックインから出国でしたが、無事に終わってあとはランチです。ここでもエアフランスのラウンジは使えず、フードコートでカレーライスのようなエスニック料理とビールを買って食べました。1時間20分ほどのフライトでした。

ロンドンでは、やっとラウンジでくつろぎ、JAL便の出発を待ちました。このラウンジはOne Worldグループ全体で使うため、お酒も色々あって、良かったです。料理もカレーやサラダ、スープなど色々あり、美味しそうでしたが、機内の食事のために我慢し、お腹をすかせてJL044便に乗り込みました。

これで、あとは羽田に飛ぶだけです。もう心配はありません。

 

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結婚30周年記念旅行 (7) [番外編]

5日目になる18日はアントワープ観光です。

朝、ブリュッセル中央駅まで5分ほど歩き、窓口でチケットを購入しました。往復で一人14.6ユーロ、ざっと2,000円です。

ちょうど5分後にアントワープへ行く電車があったので、朝食も取らずに飛び乗ると、なんとローカル電車でした。検札にきた車掌さんに聞くと、1時間20分もかかるとのこと。後から来る急行のICに乗り替えると早いけど、今日は遅れているので、これで行っても変わらないよと、親切に教えてくれました。最初からICなら45分で着くはずだったので、失敗です。

アントワープ駅では地下鉄に乗り換えるのですが、案内表示がなく、良く分かりません。旅行者にはちょっと難しい地下鉄への階段を見つけ、ホームに下りました。同じホームに違う行き先の電車が入ってくるので、番号でチェックして、目的のノートルダム大聖堂に行く電車に乗り込みました。切符は乗る前にホームにある自動販売機で買う仕組みです。3ユーロのチケットを2枚購入し、電車の中に設置されてる機械に入れて打刻すればOKです。検札でチケットなしを見つかると高額の罰金を取られるのだそうです。

3駅ですから5分ほどで到着しました。

階段を上がり、地上に出るとチャペルの先端が雲にかかるほど高いノートルダム大聖堂が目に入りました。凄い迫力です。一旦近くまで行ってから、朝食を取りに街の中を歩き、少し離れた場所にあるベルギーワッフルが美味しいという「Desire de Lille」を見つけました。カフェラテと一緒に頼んだのはベルギーワッフルの上にフルーツやアイスクリームを乗せたもので、びっくりするトッピングの量でした。もちろん、美味しかったです。

腹ごしらえが済んだ後は、ノートルダム大聖堂に戻り、チケットを買って中に入りました。

あのフランダースの犬に出てくるネロが一生に一度見たかったというルーベンスの3枚の絵を見学し、さらに周囲の見事なステンドグラスもじっくりと見ることができました。主祭壇の中央に飾られていたのは「聖母被昇天」という作品で、ルーベンスが、あまり弟子達の手を入れさせずに自ら完成させた、思い入れの強い作品だそうです。主祭壇の脇には「キリスト昇架」と「キリスト降架」の2枚も飾られていて、まさにルーベンスの3作品がそろい踏みしている姿は圧巻でした。

その後、エスコー川に向って歩き、町を散策しました。大聖堂の裏にあるシティーホールは金箔が多用されていて、見事な建築です。アントワープはモードと宝石の町と言われるだけあって、こじんまりとした個人のお店が沢山ありますが、どこもとてもセンスが良く、しかも値段が安くてびっくりでした。ぜひ、もう一度暖かい季節に来たい街です。パリは一度は行きたいところですが、何度でも行きたくなるのがアントワープです。

遅めのランチは朝食の時に開いていなかった「Applemans」にしました。シャンパンとビールに続いて、アップルマンサラダとクラブアップルマンを注文しました。どちらも店名が付いている自信作で、見た目も綺麗で美味しかったです。

ランチを食べた後は、再び街をブラブラし、変わったチョコやビネガー、小物のお土産を買い込み、地下鉄と電車に乗って、ブリュッセルに戻りました。

今日の夕食は会社の同僚がパーティを開いてくれることになっていて、タクシーで移動するつもりでしたが、ホテルに着くとメールが入っていて、ホテルまで迎えにきてくれることになりました。ディナーの場所からブリュッセル市内を見下ろせるそうなので、もう少し早い時間に戻ってこれれば、景色を見せたかったようです。

BMWに乗せてもらい、ディナーの場所である「Atomium」まで連れてきてもらいました。ここは1958年の万国博覧会の時のベルギーのパビリオンだそうで、そこの最上階にあるレストランが会場です。遠くから眺めると化学の分子模型のように見えますが、近づくと高さが100mもある巨大な建造物で、中央にあるエレベーターの天井はガラスになっていて、中が見える、面白い趣向でした。

料理は暗くて写真が撮れませんでしたが、ベルギー料理のお肉とお魚を堪能しました。結婚30周年のお祝いにと、チョコとお酒も頂きました。

さすがに歩き回った一日で、総歩数は13,524歩でした。

あっと言う間の5日間の観光が終わり、いよいよ明日は帰国の途に着きます。

 

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結婚30周年記念旅行 (6) [番外編]

4日目になる17日はベルギーへ移動です。

実は出発までが大変でした。

というのも、おそらく前々日のタルタルステーキが原因で、Laurentから戻ってから、お腹の調子が悪くなってしまったのです。腹痛はないものの、1時間に1度は起きる状態で、ベルギーへの移動の朝を迎えました。それでも朝食に軽く珈琲とクロワッサンを食べると、お腹も落ち着いてきて、何とか出発することができました。

まとめた荷物を持ってチェックアウトし、タクシーに乗り込み、パリ北駅へ向いました。

北駅では40分ほど待って、TVGに乗り込みました。ここもスリが多いことで有名なので、Informationカウンターの近くで壁を背にして、十二分に注意しながら列車を待ちました。出発番線がなかなか掲示されないのは、テロ対策だと思います。出発の15分前に7番線の表示が出て、TGVに乗り込み、1時間20分ほどでベルギーのブリュッセル MIDI駅に到着しました。ノンストップの快適な旅で、1等では珈琲にクロワッサンのサービスもありました。

MIDI駅からはタクシーでグランプラス近くにあるホテル「Radisson Blu Royal Hotel」へ向いました。ここは五つ星の豪華なホテルです。まだ12時前でしたが、無事チェックインできました。

荷物を広げてから、まずは観光名所、グランプラスの広場へ繰り出しました。

ここは世界で最も美しい広場の一つと言われていて、ゴシック様式で1400年頃に建築された市庁舎や、ギルドハウスが取り囲んでいます。ガラスの天井がある通路のギャラリーを抜けると、平日の昼時で、それほど観光客は出ていませんでしたが、お土産屋さんが立ち並ぶ裏道はそれなりの人出で、ブラブラしながら昼食のお店を物色しました。入ったのは中央駅近くのフリッツという元祖フライドポテトのお店「Chez Papy」です。ベルギーでは主食に食べるのがフリッツで、ピリ辛のマヨネーズにつけるのが普通だそうです。たっぷりとソースがかかったフリットを二人で食べましたが、さすがに半分ちょっとでお終いにしました。

その後、小便小僧を見てから、ルボー通りを抜けてチョコレートの名店が集まるグランサプロン広場へ。再びグランプラスに戻ってチョコやお土産を買って、ホテルに戻りました。

夜はオマール海老のビスクが有名な「Rugby2」へ。ホテルから歩いて15分ほどのサントカトリーヌ広場の脇にあるお店です。オーダーしたのは、もちろんオマール海老のビスク。写真からは伝わりませんが、オマール海老の旨味が丸ごと入った美味しいスープでした。

帰りにはグランプラスに寄って、ライトアップされた市庁舎を写真に収め、ホテルに戻りました。明日は最後の訪問地、あのフランダースの犬でも有名なルーベンスの絵を見に、アントワープに出かける予定です。

タクシーや電車の移動で、動き出したのは午後からでしたが、それでも結構歩き回り、総歩数は12,656歩でした。

 

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結婚30周年記念旅行 (5) [番外編]

パリ3日目は、色々とあった一日でした。

まずはホテルの朝食の紹介です。

ホテル料金に含まれているバイキングスタイルの朝食です。クロワッサンなどのパンに、トマト、チーズ、ハム、ゆで卵、あとはフルーツとヨーグルト、ジュースに珈琲などが並んでいます。なかなか美味しかったのがチーズとハム。もちろん、クロワッサンは合格点の美味しさです。

ホテルを出る前に、フロントに夕食の予約をお願いしました。14日は予約が一杯で取れなった「Laurent」に電話してもらい、無事19時30分からの席を予約することができました。

今日のスタートはオペラ座ガルニエ宮からです。

正面左側の見学者用の入口へ行くと、20人ほどが人垣を作って開門を待っていました。10時に門が開き、一人10ユーロのチケットを購入し、中へ入りました。もちろんお目当てはシャガールの天井画です。10年ほど前に一度訪れ、その素晴らしさと迫力に圧倒されましたが、久しぶりの再会です。沢山のシャンデリアが光る回廊は、パリの社交界の人たちが華やかに歓談する姿を想像させる豪華さでした。

オペラ座の美しさに感動して、さあオランジェリー美術館へ行こうと信号待ちをしていると、何と、少女すり集団に狙われてしまいました。

一人がいきなり後ろから抱きつき、他の二人が両側から腕をつかんできました。

驚きつつも、「やめろーっ!!」と、大声で叫ぶと、すぐに離れて何か捨て台詞を吐いて逃げていきました。ポーチはたすき掛けにして首から下げ、コートのチャックも締めていたので、何も取られませんでしたが、ポケットに財布や携帯でも入れていたら、すられていたと思います。近くにいた老人夫婦が「大丈夫か? 何か盗られていないか?」と気をかけてくれましたが、危なかったです。噂では聞いていましたが、まさか自分が遭遇するとは思いませんでした。海外へは何度か来ていますが、初めて怖い思いをしました。

その後、マドレーヌ寺院の前からコンコルド広場へ抜ける道沿いの高級ショップをウィンドウショッピングし、リーデルのデカンタと透かし彫りのランプカバーを見つけて購入しました。

続いては、コンコルド広場の観覧車です。ゆっくりとスピードを落として人の乗り降りをし、全員乗り込むとスピードにあげて2周するという、面白い仕組みです。かなり高さがあって、エッフェル塔からノートルダム大聖堂、モンマルトルの丘まで綺麗に見渡せました。

童心に帰った観覧車の後は、オランジェリー美術館です。

ここはモネの睡蓮が集められていることで有名で、下階にはルノワール、セザンヌ、マティスといった印象派の作品が集められています。以前仕事でフランスに来ていた2002年から2004年には改修中で見れませんでしたが、今回やっと訪れることができました。こじんまりとした庭園内の美術館で、とてもゆっくりでき、お勧めです。

その後、ホテルまで戻る途中で、マフラーや鞄、カーディガン、紅茶などのお土産を購入しました。ホテルで少し休憩し、いよいよ夕食は「Laurent」で高級ディナーです。

ちゃんとした恰好に着替えてタクシーに乗り込み、シャンゼリゼ通りの北側、マリニー劇場の裏にある「Laurent」に到着しました。

入口でコートを預け名前を言うと、マネージャーが店内の席に案内してくれました。ちょうど窓からエッフェル塔が見える席で、壁には大きな絵画が幾つもが飾られ、中央には花が生けられています。

メニューはシーズンのお勧めにしました。

アミューズには生ハムの乗ったカナッペと春巻きのような揚げ物が出てきて、モエエシャンドンのシャンパンで乾杯してスタートです。前菜は毛ガニのジェリー寄せ、冬野菜のフリカッセにパルメザンチーズ、シーフードはトリュフと帆立のグリルにカリフラワー、お肉はピレネーの仔羊と茄子のコンフィ、そして各種チーズ、バナナとくるみのスフレ、に珈琲です。

ワインはハーフボトルのお勧めを聞いたところ、ボルドーの赤から、Pessac LeognanのCarbonnieux 2010を選んでくれました。確かに濃厚で華やか、しかも落ち着いた美味しいワインでした。まあ、値段もそれなりですが、料理にぴったりの味で、しかも2人にちょうどのハーフボトルが用意されているのはさすがです。

どの料理も、味はもちろんのこと、盛り付けが絵のように美しく、サーブの間合いや、その仕草も見事でした。パリでミシュランのレストランでフルコースを食べたのは初めてでしたが、良い経験になりました。

タクシーを呼んでもらい、とても良い気分でホテルに戻ったのですが、ホテルの部屋で家内のハイヒールのリボンが無くなっていることに気が付きました。タクシーの乗り降りの際か、どこかで外れてしまったのだと思います。

好事魔多し。

朝から晩まで、色々とあった一日でした。歩いた歩数は11,710歩で、初日、二日目よりは少ないものの、5桁の数字でした。

 

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結婚30周年記念旅行 (4) [番外編]

パリ2日目は、ルーブル美術館からノートルダム大聖堂周辺の散策です。

日曜日の混雑を見越して朝一番で行くつもりでしたが、ベルギーへ移動する列車のチケットがホテルから手配できず、直接「パリ北駅」に行って買うことになりました。

パリ北駅までは地下鉄です。オペラ駅から地下鉄を乗り継いで到着し、往きのパリ北駅からブリュッセルMIDI駅までと、帰りのMIDI駅からシャルルドゴール空港までのTGVのチケットを購入することが出来ました。1等席の二人分で524ユーロです。こちらの乗車券は航空機のチケットのように事前に購入すると安くなるシステムで、往きは一日違いで30ユーロくらい高くなってしまいました。昨日の内に買っておけば安かったので、もったいなかったです。

ふたたび地下鉄でパリ北駅からルーブル美術館駅まで移動して、見学開始です。

ともかく広いので、どこから見るか悩みますが、歴史順に古代エジプトの彫刻や装飾品から中世ルネッサンス、近代欧州絵画まで、ざっと見て回りました。やはりエジプトやギリシャの彫刻には目を見張るものが多く、そのスケールに圧倒されました。また「モナリザ」は別格の人気で、常に沢山の人垣が出来ていました。ただ、ちょうど日本の国立美術館でルーブル美術館展が開催されていて、フェルメールなど、見たかった絵が日本に行っていて見れなかったのは残念でした。

予定ではルーブル美術館で一日過ごしても良いと思ってきましたが、あまりの広さとボリュームに疲れてしまい、12時で退散することにしました。

その後、北に500mほど行ったところにあるアーケードのColbertギャラリー内にあるお店で、ランチにしました。このあたりにはいくつか天井がガラスで覆われたアーケード街があって、色々ウィンドウショッピングができると思ってきたのですが、日曜日でお休みの店が多く、ランチもお店を探すのに苦労しました。結局屋外の席しか空いてなく、これならルーブル美術館内で食べてきた方が良かったです。

その後、地下鉄のBourse駅まで歩き、そこからSebastopol駅経由で、シテ駅に移動しました。

シテ島はセーヌ川の中州で、有名なノートルダム大聖堂があるところです。地下鉄を降りたところで人の列を発見し、ガイドブックでチェックするとステンドグラスで有名な「セントシャペル寺院」であることが分かりました。ここも日本で買ってきた「パリミュージアムパス」で無料で入ることができるので、予定外でしたが、列に並ぶことにしました。入場者数を制限しているので、5分に一度10人ずつ前に進んでいき、小一時間で、中に入ることが出来ました。さすがに見事なステンドグラスでした。

セントシャペル寺院の後は、5分ほど歩いてノートルダム大聖堂です。

ここは日曜日には無料開放されていて、前の広場には長い列が出来ていましたが、10分ほどで中に入れ、荘厳なチャペルの中を見学することができました。でもステンドグラスについては写真のセントシャペルが、いえ、さらに素晴らしかったのはアントワープのノートルダム寺院でしたが、それは後日の報告です。

その後、再びシテ島を後に、北へ1kmほど歩いてポンピドーセンターにある「近代美術館」を見学しました。こちらも無料パスで入れましたが、風船を使ったバルーンアートの特別展示は別料金のため見ませんでした。それ以外の常設展示は前衛的な作品が多く、なかなか理解できませんでした。やはりパリの芸術のセンスはちょっと違います。

そこから夕食のレストラン「Cochon」までは西に5-600mでしょうか、ぶらぶらと歩いて向かいました。Dinnerは19時過ぎにオープンする店が多い中、このお店は午後からずっと開いている大きな店で、予約なしで行っても入れます。オニオンスープが名物ということで、二人ともそれをオーダーし、メインには牛肉のワイン煮と生肉のタルタルステーキをオーダーしました。結果として、このタルタルステーキがトラブルの元となったのですが、その時にはとても美味しく、満足していただきました。完食です。

近くのHalles駅から地下鉄でOpera駅に戻り、無事ホテルにたどり着いたのは21時過ぎで、iPhoneのカウンターは22,960歩。

随分と歩いた一日で、22時には眠りにつきました。

 

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結婚30周年記念旅行 (3) [番外編]

翌日14日の土曜日から、いよいろパリ観光の開始です。

夜中に到着したので、ゆっくりホテルの外観を見ていませんでしたが、Best Western L'horset OPERAホテルは、オペラ座ガルニエ宮から歩いて3分ほどの便利なところにあります。パリの市内らしく、こじんまりとした間口で、1フロアに10室程度でしょうか。

ホテルを出て、まずは金色の装飾に輝くガルニエ宮を拝んでから、最初の目的地、オルセー美術館に向かいました。10年ほど前に仕事で訪れた時のあやふやな記憶で、Invalides駅の近くと思い込んでいたため、マドレーヌ寺院からコンコルド広場を抜けて、セーヌ川を西に向かいましたが、なかなかそれらしい建物が見つかりません。家内の指摘で間違いに気付き、セーヌ川沿いに東に戻って無事到着しましたが、随分と遠回りをしてしまいました。

オルセー美術館では、事前に日本で「パリミュージアムパス」を購入してきたので、チケット購入の列に並ぶことなく、中に入れました。4日間で一人7,900円はちょっと高価ですが、翌日のルーブル美術館は長蛇の列でしたから、並ばずに入れるのは助かりました。

オルセー美術館は、もともとの駅舎を改修して美術館としているため、館内の中央は高く吹き抜けの天井になっています。両サイドには0階、2階、5階とのフロアーがあって、小部屋に仕切られた中に沢山の名画が飾られています。

オルセー美術館には、原則として、1848年から1915年までの作品が展示されているそうで、それ以前はルーブル美術館、以降はポンピドーセンターの近代美術館と、一応分かれているのだそうです。確かにルーブル美術館はより古いエジプトやギリシャの彫像や宗教画が多かったですし、近代美術館は現代アートばかりでした。3日目に訪れたオランジェリー美術館はオルセーとならんで印象派の絵画が展示されていて、いわば兄弟美術館のようでした。

それにしても、ゴッホやルノワール、マネ、ドガ、ゴーギャンといった「印象派」の、良く知られた作品が多く、素人にも分かりやすい内容でした。ドガの「踊りの花形」は家内が見たかった作品でしたが、残念なことに貸し出し中で見れず、記念にコピーを購入しました。

ランチはオルセー美術館の中のレストランで、済ませました。

写真はその時の見事な天井画です。実はこの写真が持参したSonyのサイバーショットで撮った最後の写真になってしまいました。後から気が付いたのですが、どうも絵に夢中になっていた時か、あるいは休憩して椅子の上に置いた際か、スリにあったようで、無くなってしまいました。やはり、慣れない海外の観光で舞い上がっていたのかもしれません。

その後、セーヌ川対岸のチュイルリー公園を抜け、ヴァンドーム広場を通って14時過ぎにホテルに戻ってきました。

夕食は長男が仕事で上司やお客様と訪れた「Laurent」というミシュラン一つ星のお店を予約しようとしましたが、さすがにバレンタインデーの土曜日で、取れませんでした。ホテルの勧めで、歩いて10分ほどのところ、トレノ広場の近くにある「Laparizienne」というレストランにしました。明るいうちに店を訪れて予約を入れ、その後一旦ホテルに戻ってから、オープンの19時合わせて出発しました。

レストランに行く前には、オペラ座の裏にあるデパートの「Lafayette」にも行ってみましたが、物凄い人出で、店内も、とてもゆっくりとお土産を選べる状況ではありません。ほうほうのていで抜けだし、開店の19時ちょうどに「Laparizienne」に入りました。

14日はバレンタインメニュー69ユーロのみですが、前菜とメインは2種類から選ぶので、2人で両方を楽しむことが出来ました。メニューにはシャンパンが一杯ついてきましたが、24ユーロのハーフボトルの赤ワインBordeaux Latapieや、チップを入れて全部で180ユーロになりました。照明がバレンタイン用にピンク一色で、上手く写真が撮れませんでしたが、様子は分かるかと思います。

シャンパンで乾杯後の最初のアミューズは、ジンジャーサルサの上に海老と苺が乗ったもの、続いての前菜は、フォアグラのムースのサンドイッチにイチジク、海老のムースを詰めたトマトです。メインは、エンダイブ(チコリに似た苦みのお野菜)に豚肉パイと、鶏のムネ肉ソテーが乗ったパスタ。最後のデザートはアイスクリームとマカロンでした。

まずは最初のディナーとしては十分でした。ホテルまでブラブラと歩いて帰り、第1日目は終了です。

この日に歩いた歩数は20,217歩と、24時間の飛行機旅の翌日としては、かなりのボリュームになりました。

やはり美術館巡りは、足に堪えます。

 

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結婚30周年記念旅行 (2) [番外編]

ラウンジでくつろいでいると、家内が搭乗券の英語のスペルが間違っていると言いだしました。

見てみると、確かに乗り継ぎのAir France便の搭乗券だけミスタイプがあります。ラウンジの地上係員に相談すると、すぐに修正した搭乗券を持ってきてくれました。どうやらe-チケットに間違いがあったようで、そちらも修正したものを手渡してくれました。実は、これが帰国の際にトラブルになったのですが、その時は知る由もありません。

出発の30分前にはラウンジを出て搭乗口へ向かい、いよいよ搭乗です。JALのSky Suite 7に乗りたいという家内の希望を叶えることができました。

フルフラットで、しかも一人コンパートメントでくつろげます。シートベルト着用サインが消えれば、ゆっくりと大画面の映画を見ながら、美味しい料理に舌鼓を打ち、あるいは高反発マットの「エアウィーヴ」を敷いて、ぐっすりと眠ることもできます。

欧州出張で多用するヘルシンキ便も6月からはSS7に切り替わるようで、ますますJALで飛びたくなりました。

さて、いつもの機内食チェックですが、今回は二人なので、メインはお肉とお魚の両方をチェックできました。お肉は「和牛サーロインのステーキ 温泉玉子とトリュフのソース」、お魚は「鮟鱇のボルシチスープ仕立て」でした。お肉はいつも通りでしたが、予想以上にアンコウが美味しかったです。スープに入ったビーツが綺麗な朱色で、春菊が良いアクセントになっていました。

映画は、見たかった「ベイマックス」に「ゴーンガール」、あとは邦画で「クローバー」「蜩ノ記」の4本を見ました。これ以外にも「寄生獣」「紙の月」「トワイライト ささらさや」と、今回は邦画が豊作でしたが、帰国便に取っておきました。

ロンドンには定刻の15時05分に到着しました。そのまま国際便で出国するFlight Connectionの人は入国審査もありません。バスでターミナル内を移動して、乗り継ぎ便の搭乗口で待つことになります。

計算外だったのが、ヒースロー空港のラウンジ利用です。

乗り継ぎはAir France便でしたが、こちらはエコノミーで、ラウンジが使えません。ただJALのマイレージバンクのステイタスは同行者もラウンジが使えるサファイアだったので、てっきり提携のAir Franceでも使えると思ったのですが、だめでした。JALは「One World」グループで、Air Franceは「Sky Team」グループ。マイルが溜まるので同じグループと思っていたのが間違いでした。

結局、搭乗口前のシートに座って4時間以上を過ごすことになりました。

カフェラテを飲んだり、本を読んで過ごしましたが、中でも美味しかったのはPret A Mangerというナチュラルフーズのお店のスープです。タイ料理のようなホットサワーと、クリーミーなポタージュでした。

搭乗は19時40分で出発は20時10分、飛んでいるのは1時間10分ですが1時間時差があるので、パリの到着は22時20分です。入国審査、といっても何も聞かれずパスポートにスタンプを押してもらうだけですが、を済ませ、預けた荷物をピックアップして屋外のタクシー乗り場へ向かいました。遅い時間でしたが、10分ほど待って乗り込み、およそ30分でオペラ座近くのホテル「Best Western L'Horset Opera」に到着しました。

このホテルは日本のHISでホテル料金の支払を済ませてあるので、23時過ぎの到着でもバウチャーという証明書を示せば無事チェックイン完了です。部屋でほっとしたのは日本時間の朝8時ですから、ほぼ24時間でパリへ到着したことになります。

まずは、順調な滑り出しです。

 

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